【仲値トレード】ゴトー日を狙った超シンプルな仲値手法を解説

 当ページを読んで分かること

  • ゴトー日の基礎
  • 超シンプルで優位性のあるゴトー日トレード手法

ゴトー日には仲値の発表にかけてドル円が上昇することが多いと言われています。

今回はこの性質を利用してトレード手法をお伝えします。

そもそもゴトー日とはいったい何?

ゴトー日とは5(ご)と10(とお)が付く日のことです。

ゴトー日

5日
・10日
・15日
・20日
・25日
・30日

これらの日が土日や祝日であれば、直前の金曜日が実質的なゴトー日となります。

ゴトー日には実需取引のドル買いが行われる

ゴトー日にはどういう特徴があるのでしょうか?

鍵を握るのは日本の輸入企業の動きです。

輸入企業は円を米ドルに換えて海外で仕入れを行いますが、輸入企業は比較的小さな会社が多いため、銀行に注文しても好きなタイミングで交換してもらえません。

そこで銀行から

「仲値レートでまとめて引き受けますよ!」

という提案があるわけです。

その結果、米ドル買い&円売りの注文は仲値にまとめて行われることが多くなります。

このような取引は、実際の経済活動に必要なものであるため、実需取引と呼ばれます。

一方で我々が行うFX取引は、為替レートの変動から売買差益を得ることを目標としているため、投機的な取引に分類されます。

現在、為替レートを動かす大きな要因は投機的な取引ですが、日本時間10時前の仲値発表時には実需取引が集中するため、実需取引が為替レートを動かす大きな要因となるのです。

そしてゴトー日には事業法人の資金決済日が集中する傾向にあり、ドルの実需が高まりやすいと言われています。

アノマリーであるゴトー日

実際にあるサイトでは、ゴトー日の仲値発表にかけて本当にドル円が上昇するのか過去のデータから調べられています。

その調査によると、5の倍数の日に限ると、仲値にかけてドル円レートが明確に上昇する傾向はみられませんでした。

しかし、前述したように5の倍数の日すべてがゴトー日には当たりません。

そこで今度はゴトー日に加えてゴトー日に当たりやすい金曜日も含めて調査すると、仲値にかけて約6割以上の確率でドル円レートが上昇していたのです。

約5年間のデータを用いているので、サンプル数としては十分と考えられます。

ちなみに、明確な理由もなく相場に影響を及ぼすことはアノマリーと呼ばれます。ゴトー日もアノマリーとして有名ですが、アノマリーと言っていいのかわからないくらいに、相場に影響を与える明確な理由があるのです。

仲値トレードの流れ

ここからは具体的なトレード手順について紹介していきます。

トレードを行う時間帯は、東京市場がオープンする9時前後~10時前後の間です。

長くても1時間程度の短い時間の取引なので、スキャルピングやデイトレードの短期売買を行うことになります。

仲値発表の9時55分に向けて発生する上昇トレンドを狙う

実需取引が集中する仲値レートは平日の9時55分に三菱UFJ銀行によって決定されます。

仲値にかけて、輸入企業が米ドルの買い注文をまとめて行う傾向があるため、米ドル需要が高まります。

その影響からドル円レートの上昇が見られることが多く、上昇トレンドに乗ればうまく利益を出すことができるというわけです。

ゴトー日の仲値トレードを行う時のチェックポイント

トレードを行うときにはいくつかのチェックポイントがあります。

チェックポイント

・ゴトー日にあたることを確認
・ドル円相場で実需取引の影響を無くすほどの大きなトレンド発生していないかを確認
・仲値の時間帯にかけて、為替レートを大きく動かす要人発言や重要な経済指標の発表がないかを確認

これらのチェックポイントのうち、一つでも該当しない項目があれば思い通りのトレードができない可能性が高くなります。

条件がそろったときだけ、エントリーするようにしましょう。

ゴトー日の仲値トレード手法解説

それでは実際のトレード例を見ていきましょう。時間ごとに行うべきことを確かめていきます。

チャートは2020年8月5日、ゴトー日にあたるものです。時間足は短期のレート変動が分かりやすいドル円1分に設定しています。

9:00~ 東京市場のオープン後、上昇すれば買いでエントリー

東京市場がオープンした後、ドル円相場が上昇し始めたこを確認できたらロングでエントリーします。

もし天井を付けて反転した場合、緑色の丸印で利益確定の決済を行ってもOKです。

決済した場合、上昇が再スタートしたら再びロングでエントリーを行いましょう。

9:30~9:50   仲値決定前に利益確定売り

ドル円相場が勢いが付いてきたら、仲値が決定される9時55分になる前に決済してしまいましょう。

チャートではピンク色の丸印が決済ポイントです。

利益をチャートで確認してみよう

<途中で決済を行わなかった場合>

106.60円でロングのエントリー(黄色丸印)⇒105.75円で利確(ピンク色丸印)

約15pipsをゲット

<途中で決済を行った場合>

・106.60円でロングのエントリー(黄色丸印)⇒105.65円でいったん利確(緑色丸印)⇒106.5円で再エントリー(緑色丸印)⇒106.75円で利確(ピンク色丸印)

約15pispをゲット

途中で決済した方が良いのか?

今回は一旦決済を行った場合も行わなかった場合も獲得pips数は同じでしたが、もっと深く値下がりする場合は、一旦利確してしまった方が大きな利益を得られるでしょう。

反対に押し目が浅い場合、一旦決済したポイントよりも、再エントリーポイントのレートが上になってしまう可能性が高いでしょう。

その場合、一旦決済を行わない方が獲得できる利益は大きくなります。

・値下がり幅が大きい場合⇒一旦決済

・値下がり幅が小さい場合⇒ポジションを持ち続ける

仲値発表前後にショートでエントリーしてもOK

仲値トレードでは、仲値の発表後にショートでエントリーすることも可能です。

ただし、こちらは数分単位でのスキャルピングとなるので、スキャルピングが苦手な人や、スキャルピングを禁止している業者を利用している場合は止めておきましょう。

仲値が決定されると、銀行はドル売りを行います。発表前後にショートでエントリー(黄色丸印)を行い、その後は相場の流れを見ながら利益を確定(緑色丸印)させましょう。

仲値トレードをおススメしたいのはこんな人!

ゴトー日の仲値トレードをおススメしたいのは次のような人です。

おすすめ1|シンプルにコツコツと稼ぎたい人

仲値トレードはどちらかというとコツコツ稼ぎたい人におすすめです。欧米市場がオープンしている時に比べて、値動きは穏やかです。エントリーポイントから決済ポイントまで、10pips以内の場合が多くなります。

欧米市場がオープンしているときのように、乱高下する相場に恐怖感を感じる方にもオススメできる手法です。

おすすめ2|専業トレーダー

仲値トレードは専業トレーダーにおすすめの手法です。この理由は、トレード間にあります。

仲値トレードは、平日の午前中に行うことになるため、会社員として働いている人にとってはトレードが行いにくいでしょう。一方、日中でもトレードが可能な専業トレーダーならば、問題なくトレードできるはずです。

おすすめ3|FX初心者の方

日程や時間帯が規則正しいことや、値動きが激しくならないことから、リスクを限定して、安定的に利益を狙うことができるでしょう。

ルールに従ってトレードできるので、相場に慣れていない初心者の方にもおススメすることができます。

ゴトー日の仲値トレードまとめ

仲値トレードは一気に大きく稼ぐことは出来ませんが、コツコツ手堅く利益が狙うことができます。

FXでの初心者の方から上級者の方までお勧めできますので、ぜひためしてみて下さいね。

 

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