フィボナッチアーク手法|FXでの使い方・引き方・注意点を分かりやすく解説!

当ページを読んで分かること

  • フィボナッチアークはどんなツールなのか
  • フィボナッチアークの使い方(引き方)
  • フィボナッチアークの活用方法

当記事ではフィボナッチアークの基本から活用方法までわかりやすく解説していきます。

それでは早速本題に入ってきましょう!

フィボナッチアークとは?

フィボナッチアークとは、イタリアの数学者であるレオナルド・フィボナッチ氏が発見したフィボナッチ級数を用いた分析手法のことです。

フィボナッチ級数を用いた分析手法で有名なのがフィボナッチリトレースメントです。

フィボナッチリトレースメントを使えば、価格に着目してトレンドの押し目や戻り目を探し出すことができます。

一方、フィボナッチアークは価格に時間的な概念も含めてトレンドの押し目や戻り目を探し出すことができるのが特徴です。

フィボナッチリトレースメントもフィボナッチアークもエントリーポイントを探し出すことのできる指標ですが、時間的な概念を含めるか含めないかという違いがあるというわけです。

実際にフィボナッチアークを表示させて確認してみましょう。

フィボナッチアークの表示方法

フィボナッチアークをチャートに表示させる方法は、トレンドの起点と終点を決めて、2つのポイントを結ぶだけです。

以下のように上昇トレンドの場合は、安値を起点、高値を終点に線を結びます。

あとは自動的にフィボナッチアークの弧が表示されます。

弧はフィボナッチ比率である61.8%、50%、38.2%が同心円状にそれぞれ表示されます。

弧の位置は終点から外側に38.2%⇒50%⇒61.8%の順番となり、この順番は上昇トレンドでも下降トレンドでも同じです。

そして、ローソク足と孤が接した地点が押し目買いや戻り目売りの目安となります。

フィボナッチアークの特徴は、終点を中心とした同心円状に表示されるため、時間が経過するにつれて各ラインのレートが終点のレートに近づいていくということです。

例えば上昇トレンドの場合、38.2%、50%、61.8%の各水準は、上昇トレンドが終了したとき(終点)から時間が経過すればするほどレートが高くなっていくことが確認できます。

フィボナッチアークの活用手法

ここまでフィボナッチアークの基本的な情報を紹介させていただいたので、次にフィボナッチアークを使って実際に取引することを考えてみます。

取引への活用方法は主に以下の2つです。

利用方法

  1. 上昇トレンドで押し目を見つける
  2. 下降トレンドで戻り目を見つける

手法1|上昇トレンドで押し目を見つける

トレンドは波打つように形成されるため、どんなに強い上昇トレンドでも、必ず押し目があります。

そして、フィボナッチアークは、押し目を見つけるのに効果を発揮します。

以下のチャートはユーロドルの4時間足です。

フィボナッチアークで起点から終点までラインを結ぶと弧が表示されます。

終点に近いポイントから順番に38.2%、50%、61.8%と表示されていることが分かります。

次にローソク足をチェックすると、38.2%と交わるポイントでは上昇にさらに下落、50%と交わるポイントで少し上昇しますが、再び下落していきます

ところが、フィボナッチアーク61.8%に差し掛かると、しっかりと押し目を作り、再びレートが上昇に転じています。

つまり、チャートの緑色丸印が買いのエントリーポイントになります。

手法2|下降トレンドで戻り目を見つける

今度は反対に下降トレンドで戻り目を見つけてみましょう。

下降トレンドの最中であっても波打つようにトレンドが進むため、どんな相場でも一時的に上昇するポイントがあります。

今度はドル円の4時間足を表示でフィボナッチアークを表示させてみます。

下落トレンドで起点の高値と終点の安値を結ぶと、今度は終点から上方向に38.2%、50%、61.8%の弧が表示されていることが確認できます。

下落トレンドからの反発後、ローソク足は38.2%、50%を超え、61.8%に到達したところで、売り圧力が強くなっています。

ちょうど緑色の丸印の地点で、戻り目を作って再び下落局面に突入していることが分かります。

つまり、緑色の丸印が売りのエントリーポイントとなります。

フィボナッチリトレースメントとの併用

フィボナッチアークとフィボナッチリトレースメントを併用すれば、より精度の高いエントリーが可能です。

フィボナッチリトリースメントについてご存じでない方は以下の記事をご参考下さい。

さらに詳しく

両方の指標を表示すると、フィボナッチアークの孤とフィボナッチリトレースメントの水平線が交わるポイントが確認できることがあります。

基本的には、38.2%同士、61.8%同士が重なるポイントにローソク足が近づいてきたら、エントリーの用意をしましょう。

(そのポイントで反発するとは限らないので、必ず反発したことを確認してからエントリーするようにしてください)

下のチャートはユーロ円の4時間足チャートであり、フィボナッチアークとフィボナッチリトレースメントを同じ起点と終点をもとに、同時表示させています。

フィボナッチアークの弧とフィボナッチリトレースメントの水平線が交わるポイントを丸印で囲みました。

それぞれピンク色が38.2%、緑色が50%、水色が61.8%です。

ローソク足を見ると、ちょうど50%が交わる緑色の地点で反発していることが分かりますのでここが押し目のエントリーポイントと判断できます。

フィボナッチアークを使うときの注意点

使用するときの注意点は、フィボナッチアークを過信してはいけないということです。

フィボナッチアークはマイナーなテクニカル指標です。

マイナーということは、指標で表されたエントリーポイントを意識しているトレーダーはほとんどいないというのが現状です。

みんなが意識しないということは、押し目や戻り目のエントリーポイントで買いや売りが入りにくいということを意味します。

そのためフィボナッチアークだけを頼りにエントリーしても、予想通りに値動きする確率は低くなってしまうでしょう。

先ほどもご紹介させて頂いた通り、フィボナッチアークは同じように級数を用いたメジャーテクニカルツールのフィボナッチリトレースメントと併用されることをお勧めします。

フィボナッチアークのまとめ

フィボナッチアークはまだまだマイナーで信頼性は低いですが利用価値はあるテクニカルツールです。

信頼性の高いフィボナッチリトレースメント組み合わせることによって精度の高いトレードが出来るようになりますので、一緒に使ってみると良いでしょう。

 

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