「地域教育プログラム」カテゴリーアーカイブ

「地域デザインD」 「本を通じたまちづくり」成果報告会を開催しました。(2018/3/15)

「地域デザインD」は、滋賀県立大学が提供する近江楽士(地域学)副専攻の選択必修科目です。地域で活躍する「地域人」等と出会い、交流し、フィールドワークで知り得た地域資源を活用した企画提案(プロトタイピングによるモノづくり、コトづくり)を通じて、地域づくりの基本、作法を修得することを目的としています。
 その成果を、2018年3月15日(木)、地元の関係者にご報告させていただきました。

日 時:2018年3月15日(木) 13:00-14:30
場 所: BookCafe住暮楽(すくらむ)
参加者:地域の方々 9名 本学関係者 3名(学生2名、教員1名)

今回の課題テーマ
 長浜市木之本地区をフィールドとして、まち歩きを行い、当日開催されていた「ぐるぽ市(11月開催)」でのヒアリング調査を通じて当該地区の特徴を把握しました。
その結果をもとにして、「本を通じたまちづくり」と題し、子育て中のお母さんと子どもたち(小学校低学年まで)をターゲットとした、成果提案づくりに取り組みました。

成果発表当日(3/15)は、模型として作製した本箱を実際に見てもらいながら、子どもたちと本箱との関係性、本による子どもたちの感情の見える化などを工夫したスタンプカードなどの仕組みについて学生2名がプレゼンテーションを行いました。

 地元の方々からは、実際の模型を通じたアイデア提案について、好意的なコメントをいただきました。さらに、模型の機能について新たなアイデアをご提案いただくなど、とても楽しい時間を過ごすことができました。


 
 近江楽士(地域学)副専攻では、地域から提供いただいたフィールドや課題について、学生らしいアイデア、提案を通じて、大学と地域がともに学び合う関係づくりを進めていきたいと考えています。
 木之本地区の皆様、御協力ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

地域教育FD・SD懇談会(2/22)を実施しました(2018.2.22)

2018年2月22日にCOC事業およびCOC+事業の合同開催として、地域教育FD・SD懇談会(2/22)を実施しました。

日時:平成30年2月22日(木)5時限(14:50~17:40)
場所: 交流センター1F研修室 参加者:28名

この懇談会は、2015年4月よりスタートした地域教育プログラムの1年間の総括として開催されました。これまで取り組んできた地域教育プログラムづくりの経緯、考え方を概説しながら、これまでの教育プログラムとの違いや地域教育FD(ファカルティ・デベロップメント)およびSD(スタッフ・デベロップメント)の意義を確認しました。
特に、近江楽士(地域学)副専攻における「アントレプレナー・コース」の「地域中小企業講座」、昨年度より実施しているCOC+連携大学合同科目であり地域活動実践タームを活用した「地域コミュニケーション論」の取り組みを中心として、アクティブラーニングの実践紹介がなされました。この際、アクティブラーニングの実践として、「まわしよみ新聞※1」の体験も行われました。
また、第二部として、アセスメントテスト※2の教職員向けの解説会も実施し、今後の地域教育の発展に資するような知見を得ることができました。

※1「まわしよみ新聞」は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています(陸奥賢、「まわしよみ新聞」)。
※2 学生の成長度合いを客観的数値で捉え、授業改善に活用するために実施しているテストのこと

当日のプログラム

第一部(14:50~16:00)

開会の挨拶(廣川学長)

・地域教育プログラムの概要 
・近江楽士アントレプレナーコースの成果(地域中小企業講座) 
・アクティブラーニングの実践報告(まわしよみ新聞の体験)

閉会の挨拶(田端センター長)

第二部(16:10~17:40)

アセスメントテスト(PROG)の解説会(教職員向け)

地域教育プログラム「地域コミュニケーション論」を実施しました(2018.2.17,18,19)

地域教育プログラムに位置付けられる地域基礎科目「地域コミュニケーション論」を3日間に渡り実施しました。
今年のテーマは「かしこいカラダとじょうぶなアタマ」。

本科目では、1日ごとにゲスト講師の方を招き、「地域人(※学生の学びをサポートする目的で、本学が定義し委嘱した地域の実践家やコーディネーター)」の協力のもと、
「浴びるように他者と出会い、対話し、ワークショップをし」ながらコミュニケーションの基礎体力を養います。
3日間の集中講義の中で行われた、主要なプログラムをご紹介します。

※本科目は、今年度より「COC+」による県内6大学(滋賀大学、聖泉大学、びわこ学院大学、成安造形大学、びわこ成蹊スポーツ大学、および滋賀県立大学)の合同科目に位置付けられています。

地域コミュニケーション論
日 時:2018年2月17日(土)~2月19日(月) 各日程9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A7棟・カフェテリア
講 師:滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、助教 上田洋平
受講学生:27名(本学15名、滋賀大4名、聖泉大8名)
地域人:18名

2月17日(土)
今回の授業では「sli.do」(スライドゥ)というコミュニケーションツールを使用しました。
チャット形式で、スマホやPCから質問やメッセージを投げることができ、声をあげにくい学生らも率直な意見を皆に共有することができます。

上田助教によるレクチャーの後、三日月大造滋賀県知事を迎え、ご自身の生い立ちのお話から、琵琶湖、ビワイチ、健康しがの話と多岐に渡ってお話をいただきました。
意見交換では、「滋賀県のオススメの景色は?」「知事として皆を引っ張る上で大切にしたことは?」などの質問が学生から出て来ました。質問に対し知事は、
「琵琶湖に沈む夕日は彦根が。昇る朝日は大津からの風景が最高です。」
「リーダーシップももちろん大事ですが、フォロワーシップも大事です。リーダーこそしんがりを歩け、という言葉もあります。
また、自分の中に一本芯を持つことも大切です。」
などお答えいただきました。

slidoでは、「休みの日がなさそう」「笑顔が素敵です」など率直な意見が出されました。

午後からは「となりのwho’who-取材して人物紹介記事を書く」です。
2日目、3日目に地域人との対話をするためのウォーミングアップのためのワークです。
新聞のインタビュー記事を読み、記事の構造・構成について分析をしました。
その後、3人1組のグループに別れ、お互いにインタビューをし合い、紹介記事を作成しました。

2月18日(日)
2日目の冒頭は、1日目の記事を共有しました。
その後、レクチャー&演習として、地域商社いろむすびの代表古林拓也氏をお招きし、「グラフィックファシリテーションの技法ー議論やアイデアを見える化する」講義を行いました。
グラフィックファシリテーションは、会議や講演会を「可視化」することで、議論を活発化したり、新たしいコミュニケーションを生む効果があります。
ふグラフィックファシリテーションのイロハ、ペンの持ち方や顔の書き方など、具体的なテクニック等を学んだ後グループに別れ、「2030年、あなたは何をしていますか?」と言うテーマで実際にファシグラを行いながらワークをしました。
まだ手法や論理が確立されていないコミュニケーションツールであるファシグラを体感しました。


次に、本学卒業生であり現在はビ・ハイア株式会社代表取締役の清水有高氏を招き、特別講義を行いました。
第一線の現場の状況、社会の潮流や理論を聴き、ピンチをはねのけて、社会事業に邁進する企業家精神を学びました。
また、講演中は古林氏らによるファシグラも実演されました。

その後は地域人との対話です。対話から、日々や人生を豊かに、愉快に、納得して生きるためのヒントを探ります。
まずは地域人と学生のグループに別れ、人生折れ線グラフを見せ合いながら自己紹介を行います。
年代も背景も異なる学生と地域人の対話を通し、思考や価値観の幅を広げる機会となりました。
次に、人生折れ線グラフに基づく対話から、様々な転機を人生に生かすために必要な心がまえやふるまいについて書き出し、「明日も良い”転機”のための7カ条」にまとめ、発表しました。

2月19日(月)
本講義最終日。冒頭は、働き・暮らし応援センター”Tekito”のセンター長野々村光子氏からレクチャーを受けました。
野々村氏は、滋賀県東近江圏域の2市2町(近江八幡、東近江両市、竜王、日野両町)を中心に「障害や、働くことにヘタクソさを持っている若者を応援する仕組みが、身近な地域に存在すれば」という思いから、就労支援と「地域の困りごと」とを結び付けた取組みを展開しています。
就労支援の第一線で活動をされてきた野々村さんからリアルな事例を聞き、コミュニケーションの本質を学びました。

午後からは地域人とのワーク。
当日お越しいただいた13名の地域人から、課題を提示していただき、学生らと課題解決に向けての案をともに考えました。
全部で13の提案ができ、次の具体的な活動につながったグループもありました。

提案タイトル
ひかりかん夢応援プロジェクト/もどって来い恋若者よ来い!!!/新しい社会への第一歩/森のようちえん/My本箱キャンペーン/エコチャレンジ大作戦/ぽんぽこCha boプロジェクト/(株)ロハス余呉企画部プロデュース(仮)/たらお好き好きプロジェクト/コホクニプロジェクト/明日の西河原をつくる/防災フェスタプロジェクト/愛の谷Nagahama蓮プロジェクト

今年の学生は、コミュニケーションのベースが整っており、「かしこいカラダとじょうぶなアタマ」ができつつありました。
プログラムを通して、今までの人生で出会ったことのない地域人、講師陣と出会い、対話した経験がこれからの人生の「転機」となれば幸いです。

当日ご参加いただいた地域人の方、ありがとうございました。

「第4回ようかいち・まちゼミ」結果報告・反省会にて学生の「地域デザインA」成果発表を行いました

「地(知)の拠点整備事業」の一環として、東近江市ならびに商店街各組合、まちづくり公社などと連携し東近江市八日市地域の中心市街地を拠点とした「東近江デザイン・カレッジまちなかキャンパス」を設立しました。
今回、10月21日~11月26日に行われた「第4回 ようかいち・まちゼミ」の結果報告・反省会の機会に合わせ、学生らが本町商店街などのまちあるきを経て地域課題解決に繋がるアイデアを考えた、近江楽士(地域学)副専攻「地域デザインA / 地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東」の成果報告をさせていただきました。

「第4回ようかいち・まちゼミ」結果報告・反省会
日 時:平成30年1月17日(水)  20:00~21:50
場 所:八日市商工会議所 1階 大会議会議室
参加数:約35名(商店街関係者、八日市まちづくり協議会関係者、商工会議所、東近江市、大学、その他)
主 催:ようかいち・まちゼミ実行委員会
協 力:八日市商店会連盟・八日市商工会議所・東近江市・一般社団法人八日市まちづくり公社・東近江デザイン・カレッジまちなかキャンパス
内 容:

「ようかいち・まちゼミ」結果報告・反省会には、まちゼミの参加店舗としてミニ講座を開催した商店街各店主の他、商工会議所や東近江市役所などから多くの参加者がありました。
その中で、平成29年8月に実施した「地域デザインA」での学生による提案発表を行いました。
八日市の本町商店街周辺をフィールドにした授業では、単位互換制度を利用した立命館大学の学生1名の他、本学学生4名、大学院副専攻および社会人向けカリキュラム「近江環人地域再生学座」受講生1名の合計6名が、商店主や地域おこし協力隊、市役所の方などからのヒアリングや、まちあるきを通して商店街の課題解決に繋がるアイデアを考えました。
「ようかいち・まちゼミ」結果報告・反省会には、その中から学生2名が参加して、授業の中でまとめた模造紙を提示しながら、提案を発表しました。

会冒頭では、ようかいち・まちゼミ実行委員会 代表 堤吉男さんからご挨拶があり、本学の活動の紹介とともに、今後の商店街の取組み充実への希望が語られました。

学生らの発表では、現地で聞いた「閉店店舗のシャッターを開けたい」「若い人にも使ってもらいたい」という声や、グループワークをしながら考えた「商店街の機能とは?」という問題意識から「みんなの居場所となる商店街」になるために、空き店舗で高校生などが集まる「自習室」が運営できないか、と考えたアイデアを紹介しましました。
この提案の背景には、周辺の高校生が学校でも自宅でもない場所で勉強できるスペースを探していること、商店街内カフェのwifi回線に「勉強に使える」という高校生の反応の声があったことなど、現地で得られた情報が活かされており、周辺の若者にニーズがあるのでは、と説明を行いました。また、商店街ならではの要素として、利用には商店街各店舗のメニューを自習室から1品注文する、日中などの空き時間帯にも子どもやお年寄りが立ち寄りやすいように駄菓子屋を併設する、など細かな提案も紹介しました。
参加された方も、学生の提案を熱心に聞いくださり、アイデアをまとめた模造紙をスマートフォンで撮影される方も多かったです。

質疑応答の時間には、「ぜひ実現させてほしい」という声も上がった他、「実際に八日市駅前を歩いてみて、住んでみたいまちかどうか?」など、学生らの生の反応を聞く質問の投げかけもあり、率直に地域の方と交流した際の印象を踏まえた受け答えがなされました。


学生らの発表の後には、八日市地区本町商店街を拠点にする2名の地域おこし協力隊の活動報告も行われました。
さらに、「ようかいち・まちゼミ」の実施結果報告と参加者アンケートの紹介、参加店舗店主からのふりかえりなども実施され、八日市駅前から中心市街地エリアでの諸活動成果が共有される機会となりました。
それぞれの報告の場に同席した学生も、大いに刺激を受けたようです。
今回の提案をきかっけに、さらに八日市駅前地域での連携の展開が期待されます。

「東近江デザイン・カレッジまちなかキャンパス」では、このような授業や地域での事業の機会を捉えた活動連携の中から、地域を盛り上げる活動の継続を行ってまいります。今後の活動にもぜひご注目ください。

「地域デザインA / 地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東」(長浜市木之本地区への報告)

2017年8月19日〜21日の3日間の集中講義期間に実施された近江楽士(地域学)副専攻「地域デザインA / 地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東」。
学生らはの4地域に別れ、ワークを通しながら、地域の課題を把握し、解決するための事業提案を行いました。

授業後、各地域では成果を地域に還元するため、地域の方々と、提案に対する意見交換の機会を設けています。
9月7日、「長浜市木之本地区」のチームが、Skype(スカイプ)と呼ばれるウェブ通信による無料のビデオ通話を用いて、地域の方々に向け、提案事業の発表を行いました。
地域デザインA/地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東 地域の方々への報告
日 時:2017年9月7日(木) 13:00-14:00
場 所:滋賀県立大学地域共生センター、きのもと交遊館
参加者:地域の方々 3名 本学関係者 6名

学生らは「げんきのもとプロジェクト」と題して、今ある木之本の取り組み(本、映画)を活かしながら、単なる観光地化ではない地元住民の活性化を念頭に置いたプランを披露しました。この提案では、「栞(しおり)」「kinfolk(キンフォーク):ライフスタイルを写真と簡単な文章で伝える海外発の雑誌のこと」「映画祭」「縁日(マルシェ)」「Web活用」をキーワードとして挙げて、それぞれのライフスタイルを提案しました。
一例として、「栞(しおり)」では、地元の人が、読み進めている本に栞をはさむことで、ほかの人が手に取ったときに、お互いの趣味趣向に気づくキッカケを提供します。こうした何気ないライフスタイルや思いやりが、栞を介して醸成できるのではと学生たちはアイデア提言しました。

一連の発表のあと、地元の方々と質疑を行いました。例えば、古民家の土壁の補修において、環人受講生が経験者だということもあり、今後の修繕などで交流ができそうなこと、あるいは、ポスターデザイン、写真の更新などで、学生の能力を活かすことができそうなど、身近なところから協力していく中で、大学と地域との連携の可能性が見出された機会となりました。

木之本の皆様、関係者の皆様、お忙しい日程の中、報告会にご協力いただき、あらためて御礼申し上げます。

「地域デザインA / 地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東」地域への報告

2017年8月19日〜21日の3日間の集中講義期間に実施された近江楽士(地域学)副専攻「地域デザインA / 地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東」。
学生らは「長浜市木本町」「米原市醒ヶ井」「東近江市八日市町」「近江八幡市安土町常楽寺地区」の4地域に別れ、ワークを通しながら、地域の課題を把握し、解決するための事業提案を行いました。
近江環人地域再生学座生は各地域の取りまとめ役として、学生と地域のコーディネートを行いました。
学生らは、地域の現状と課題に対面し、悩みながらも各地域事業を提案しました、「初めて地域に触れ、とてもいい経験になった」と充実した様子の学生もおりました。

授業の様子はこちらから

授業後、各地域では成果を地域に還元するため、地域の方々と、提案に対する意見交換の機会を設けています。
9月1日、「近江八幡市安土町常楽寺地区」のチームが地域の方々に向け、提案事業の発表を行いました。

地域デザインA/地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東 地域の方々への報告
日 時:2017年9月1日(金) 各10:00-11:30
場 所:安土コミュニティセンター
参加者:地域の方々 8名 本学関係者 5名

学生らは安土で毎年行われている「信長まつり」に着目し、「シン・ノブナガ」という提案をしました。
信長まつりの魅力を高め多くの人に知ってもらうため、開催時間を夜まで伸ばしたり、武者行列を行う際のルートを変える、
商店街同士の連携を高める等の信長まつりの改善案を提案しました。

 

意見交換では、
「エキストラを外から募集してはどうか」
「よそ者を入れることてはどうか」
「準備の段階から楽しいようなまつりにしたい」
「変えるもの、変えないものを見定めていくべきである」
「夜の部については前向きに検討したい」

等、様々な意見が出ました。
「信長まつりをなんとかしたい」という地域の方の熱意と、「まつりを少しでも魅力的にしたい」という学生の思いが交わった時間でした。

安土の皆様、関係者の皆様、お忙しい日程の中報告会に足をお運びいただき、改めて御礼申し上げます。
地域デザインAで提案を行った他地域についても随時報告会を開催予定です。

近江楽士(地域学)副専攻「地域デザインA / 地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東」を実施しました

本学は、全学・全学科対象の地域志向学習プログラムである「近江楽士(地域学)副 専攻」を設置しています。

8月、3日間の集中講座日程による「地域デザインA/地域再生システム論・特論」を開講しました。
この講座は、本学学生が受講する「近江楽士(地域学)副専攻」に位置付けられる 「地域デザインA/地域再生システム論」と、大学院および社会人による近江環人地域再生学座が受講する「近江環人地域再生学座」に位置付けられる「地域再生システム特論」の合同プログラムです。

今年度は「おうみ学生未来塾湖東」として、他大学との単位互換科目としても位置付け、本学学生のほか、立命館大学からも学生が参加しました。
「おうみ学生未来塾湖東」とは、「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」によるプログラムで、県内13大学と自治体等が協力し、地域で他大学の学生と一 緒に学び、交流する機会を提供しています。

学生らは、事前のワーク、現地の見学、ゲスト講師による講義を通して対象地域の課題を把握し、解決するための事業を提案をします。学座受講生は、コーディネーターとして活動の取りまとめや地域の方との調整を行います。
フィールドワークの活動場所は「地(知)の拠点整備事業」による連携市 長浜市・米原市・東近江市・近江八幡市より設定。各地域でまちづくりに携わる方に現地でのサポートをお願いしました。

地域デザインA/地域再生システム論・特論 おうみ学生未来塾湖東
日 時:2017年8月18日(金)、19日(土)、20日(日) 各9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A7棟教室 他
講 師: 滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、 助教 上田洋平、客員准教授 森川稔
受講生:24名(近江環人地域再生学座生:4名 本学学生:16名、 立命館大学学生4名)

8月18日(金)
授業初日、まずは上田助教と近江環人学座生から受講生へ向けて、事業提案を行う対象地域の特徴、取り組み、課題の紹介がありました。この紹介を元に訪問地を決めるため、学生らは真剣に紹介を聞いていました。

次に希望に沿ってフィールドワークの訪問地を決め、4班に分かれ自己紹介を行った後、地域再生のイメージを具体化するため、まちづくりの成功例として全国的に有名である鹿児島県柳谷集落の「やねだん ー人口300人 ボーナスが出る集落」のドキュメンタリー映像を視聴し、その後グループごとに「まちづくりを成功させる条件」を映像の中から探し、「地域再生十ヶ条」としてまとめ上げ、メンバー全員が10か条を一つ一つ読み上げ発表しました。

次に、フィールドワークの前に地域課題の絞り込みと解決に向けた掘り下げを行う為、「マンダラート手法」を用いたワークを行いました。マンダラートとはアイデアを整理、具体化し、思考を深めるための発想法の一種です。3×3の9マス(マンダラ)を書き、中心のマスに掘り下げたい事柄を書き、周りのマスにそれに関する事柄を書きます。そして、周りのマスに書き出した事柄をまたマスの中心に据え、8つのマンダラを作り、それぞれのマンダラに関して周りのマスを埋めます。
本講座では中心のマスに各対象地域のテーマとなる課題を据え、それに関する課題を8つあげます。次に、その8つの課題に関して、1課題につき8つの解決案を提案し、マンダラートを完成させ、各班ごとに発表・共有しました。受講生たちはキーワードの抽出に苦戦しながらも、対象地域の課題やアイデアを深め、フィールドワークの際に行う地域の方への質問や、視察のポイントをまとめました。

8月19日(土)

授業2日目は下記4つの地域でフィールドワークを実施しました。1日目のワークでまとめたヒアリングや視察のポイントを踏まえ、”余所者”の目で地域に入りました。

1. 長浜市 木之本町
2. 米原市 醒ヶ井地区及び和カフェたち季
3. 東近江市 八日市中心市街地
4. 近江八幡市 安土町駅周辺エリア

それぞれの地域で、特性を知るためのまちあるき、地元の方へのヒアリングを通して、地域の状況をより詳しく把握し、提案に向けた議論を行いました。

エリアによっては、地元の名物をご馳走になった班もあったようです。

 

8月20日(日)

最終日、班ごとに2日目の成果を発表した後、ゲスト講師として観光課/コモンズ・デザイナー/社会実験者の陸奥賢氏を招き、特別レクチャーがありました。
まず、4人グループに分かれ、陸奥氏考案の「直感読みブックマーカー」ワークショップを行いました。

●直感読みブックマーカーの方法●
(1)参加者は本をそれぞれ持ち寄る。
(2)何か「問い」を決め、本を選んで「答えを教えてください」と祈る。問いは「愛とは何か」でも「私の最期の言葉は?」でも、何でも構わない。
(3)目を閉じて本を開き、適当なところを指さし、その文章を問いの「答え」とする。
(4)ブックマーカーに「問い」と「答え」を書き込む。
(5)これを見せ合って意見交換する。ブックマーカーは持ち帰ります。

ワークショップ後、陸奥氏より「直感力を磨いてほしい」「自分の世界以外の世界に触れ、他者の世界にアクセスすることで、自分の世界を広げるきっかけになる。自分を揺さぶり、変えるもの。そういうものにどんどん触れてほしい」とコメントをいただきました。

その後「”コモンズの刺激”と地域再生」をテーマに陸奥氏から講義を受けました。
コモンズとは、「共有地」のこと。日本におけるコモンズのあり方とその変遷を図を交えながらわかりやすく説明いただき、現代においては、コミュニティーだけでなく、コモンズのデザイン、つまり「他者」のための場所作りも必要であると述べました。

講義後は地域ごとのグループに分かれ、模造紙に提案する事業をまとめました。
各グループ、限られた時間の中で必死に案をまとめ時間内に全てのグループが模造紙を完成させました。

授業終盤、地元でお世話になった方々、市で担当してくださった方も駆けつけ、集中講座の成果発表が行われました。
1. 長浜市 木之本町 「げんきのもとプロジェクト」
2. 米原市 醒ヶ井地区及び和カフェたち季 「異日常交流之場醒ヶ井」
3. 東近江市 八日市中心市街地 「すただin本町商店街」
4. 近江八幡市 安土町駅周辺エリア 「シン・ノブナガ」

短いフィールドワークの時間にもかかわらず、各地域の特性を捉え、学生ならではの視点を加えたアイデアが並びました。発表後には、地元の方から「ぜひ一緒に活動してほしい」等のコメントをいただき、最後に陸奥氏と担当教員からの講評をいただきました。

タイトな日程での科目でしたが、提案の地域還元、また再度の現地訪問などで地域とのつながりを深めてもらいたい、と教員からも呼びかけを行いました。
お忙しい日程の中、本プログラムへご協力いただきました地域の皆様、関係者の皆様へ改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

1年次全学必修科目「地域共生論」3年目が開講しました

COC事業により平成27年度入学生から適応された新カリキュラムである「地域教育プログラム」は、地域や社会の課題に対して、既成概念や常識を破り、未来を志向する「変革力」を持った人材を育成するプログラム。
そのうちの一つ、全学1年次対象の必修科目「地域共生論」が3年目の開講日を迎えました。
約660名の新入生が、1限目には環境科学部、人間看護学部、工学部の材料科学科、2限目には人間文化学部と工学部の機械システム工学科、電子システム工学科に分れ、学生ホールで学びます。

本講義は、変革力を構成する3要素「コミュニケーション力」「構成力」「実践力」のうち、「コミュニケーション力」の養成に重点を置いています。
アクティブラーニングに重点をおいた全15回のカリキュラムの中で、自己、他者、地域それぞれの特性の理解を通じてスキル向上を目指し「地域共生」について理解を深めます。

今年度から新たに地域共生論のテキストを導入します。巻末にワークシートが印刷してあり、ミシン目で切り取って使います。
表紙は表がオレンジ、裏がグリーンの装丁となっており、アイスブレイクなどで活用できるよう、掲げてYES-NOが答えられるよう工夫したものです。

第1回目となる2017年04月10日、地域共生センター准教授 鵜飼が「地域共生とは」をテーマにレクチャーとグループワークを行いました。
本講義はコミュニケーションのスキルアップを行うため、ワークシートを活用する形で、一人で考える→グループで考える→一人で考えまとめるの繰り返しが基本。さらに、プレゼンシートづくり、発表、相互評価などを盛り込み、答えのない答えを考えます。

グループワークでは、『「地域」とは何か「共生」とは何か』をテーマに、一人で考えた後グループで意見を共有し、改めて一人で意見をまとめる作業を行いました。

300名の学生のグループワークを可能にするため、60を超える班分けを行い、着席場所を指定、複数名の「地域教育学生サポーター」が支援をします。
グループワークのしずらい学生ホールですが、学生たちはお互い目を合わせ、コミュニケーションを取りながらワークを進めました。

次回は、地域共生センター助教 上田が担当し「コミュニケーションを育むもの」についての講義を行います。
また、二回目以降、毎週の授業の様子をCOC事業facebookページにレポートしていきますので、ぜひご覧ください。

COC事業facebook:びわ湖ナレッジ・コモンズ
https://www.facebook.com/biwako.coc/

地域教育FD・SD懇談会(2/23)を実施しました(2017.2.23)

2017年2月23日にCOC事業およびCOC+事業の合同開催として、地域教育FD・SD懇談会(2/23)を実施しました。

日時:平成29年2月23日(木)5時限(14:50~17:40)
場所: 交流センター1F研修室 参加者:43名

この懇談会は、2015年4月よりスタートした地域教育プログラムの1年間の総括として開催されました。これまで取り組んできた地域教育プログラムづくりの経緯、考え方を概説しながら、これまでの教育プログラムとの違いや地域教育FD(ファカルティ・デベロップメント)およびSD(スタッフ・デベロップメント)の意義を確認しました。
特に、本年度より実施しているCOC+連携大学合同科目であり地域活動実践タームを活用した「地域コミュニケーション論」の実践、さらには近江楽士(地域学)副専攻の新コースである「アントレプレナー・コース」の「経営学序論」の取り組みが報告されました。この際、40分に短縮したビジネスゲームによるアクティブラーニング体験も行われました。また、第二部として、アセスメントテスト※の教職員向けの解説会も実施し、今後の地域教育の発展に資するような知見を得ることができました。

※学生の成長度合いを客観的数値で捉え、授業改善に活用するために実施しているテストのこと

当日のプログラム

第一部(14:50~16:00)

開会の挨拶(大田学長)

・地域活動実践タームの成果(地域コミュニケーション論) 
・近江楽士アントレプレナーコースの成果 
・アクティブラーニングの体験(経営学序論)

閉会の挨拶(濱崎センター長)

第二部(16:10~17:40)

アセスメントテスト(PROG)の解説会(教職員向け)

地域活動実践ターム「地域コミュニケーション論」を実施しました(2017.2.17,18,19)

地域教育プログラムの「地域活動実践ターム」に位置づけられる地域基礎科目「地域コミュニケーション論」を実施しました。
今年のテーマは「Planned happenstance(計画された偶然性)&Transition(転機)」。
本科目では、1日ごとにゲスト講師の方を招き、「地域人(※学生の学びをサポートする目的で、本学が定義し委嘱した地域の実践家やコーディネーター)」の協力のもと、
「浴びるように他者と出会い、対話し、ワークショップをし」ながらコミュニケーションの基礎体力を養います。
3日間の集中講義の中で行われた、主要なプログラムをご紹介します。

※本科目は、今年度より「COC+」による県内6大学(滋賀大学、聖泉大学、びわこ学院大学、成安造形大学、びわこ成蹊スポーツ大学、および滋賀県立大学)
の合同科目に位置付けられています。

地域コミュニケーション論
日 時:2017年2月17日(金)~2月19日(日) 各日程9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A4棟教室/A2棟教室・カフェテリア
講 師:滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、助教 上田洋平
受講学生:63名(滋賀大1名、聖泉大13名、成安造形大2名、本学47名)
地域人:30名

2月17日(金)
前半のプログラムは、働き・暮らし応援センター“Tekito-”センター長の野々村光子氏をお招きしお話を聞きました。
野々村氏は、滋賀県東近江圏域の2市2町(近江八幡、東近江両市、竜王、日野両町)を中心に「障害や、働くことにヘタクソさを持っている若者を応援する仕組みが、身近な地域に存在すれば」という思いから、就労支援と「地域の困りごと」とを結び付けた取組みを展開しています。
就労支援の第一線で活動をされてきた野々村さんからリアルな事例を聞き、コミュニケーションをとるためには相手にどのような伝わり方をしているかを想像することや、その人自身がどのようなコミュケーションの環境でなら輝けるかを考えることが大切ということなど、コミュニケーションの本質について学びました。

後半のプログラムは、「学生同士の対話」として相互インタビューを行いました。
2日目、3日目に地域人との対話をするためのウォーミングアップとして、新聞のインタビュー記事を分析しました。
そして記事の構成に倣った学生同士のインタビューをして互いの紹介記事を書き、発表しました。


2月18日(土)
2日目前半はゲストに博報堂イノベーションデザイン ディレクター、ブランド・イノベーションデザイン局 イノベーションデザイン部 部長の岩嵜博論氏を迎え、地域にある歴史や風土とのコミュニケーションからどのようにストーリをデザインするか、デザイン思考の考え方、既視感にとらわれない新たな価値を創造し、グローバルに発信する重要性について学びました。

後半は本講座の特徴である「地域人との対話」。20代から70代の様々な経験を経て県内各地で活躍されている地域人とのワークショップを行いました。グループで、「人生折れ線グラフ」を示しながら自己紹介。学生たちは互いの人生を垣間見、地域人の「トランジション(転機)」との向き合い方について考える機会を得ました。

次に、地域人の掲げる夢、事業または課題について意見を出し合い、地域人、学生、地域資源のコラボレーションで創り出す新しい事業や解決策を提案しました。
年代も背景も異なる学生と地域人の対話を通し、思考や価値観の幅を広げる機会となりました。


2月19日(日)
3日目は、2日目と異なる学生と地域人のグループを作り、自己紹介を済ませた後、人生を豊かに生きるための心の持ち方や行動についてそれぞれの考えを対話し、7つにまとめました。
地域人との対話は2日目ということもあり、学生たちもリラックスし、時には笑顔も交えながらの対話となりました。



最終日中盤は、三日月大造滋賀県知事を迎え、ご自身の生い立ちから政治家を志したきっかけ、地域社会への思いなどを紹介いただきました。
また、学生との対話の機会として、グループごとに考えた質問を知事に投げかけました。
「学生に期待することは何ですか?」「政党政治の限界はどのようなところに感じますか?」など鋭い質問が飛び交う、熱の入った特別講義でした。

最後のプログラム、テーマは「自分との対話」三日間のプログラムを踏まえ、自分なりの豊かな明日へのビジョンとコミットメントを皆の前で宣言しました。
学生からは「みんなから支持されるリーダーになりたい」「濃い人間になりたい」「人との関わりやつながりを豊富にしたい」などの宣言がありました。

プログラムを通して、最初は互いに遠慮をし、距離を伺っていた学生らでしたが、学生同士で対話をし、地域人と対話することで今まで出会ったことのない生き方や価値観と出会い、講師の方々からコミュニケーションの本質を学ぶことで、自分と向き合い、ぼんやりとでも明日からのビジョンを描けたことと思います。
学生らにとって、この授業を一つのこれからの人生の「転機」となり、充実した学生生活を送ることを願います。


※授業を通した学生の感想を一部掲載

地域人の方々も2日間ご協力いただき、まことにありがとうございました。

近江楽士(地域学)副専攻「地域デザインA / 地域再生システム論・特論」を実施しました

本学は、全学・全学科対象の地域志向学習プログラムである「近江楽士(地域学)副 専攻」を設置しています。 9月下旬、3日間の集中講座日程による「地域デザインA/地域再生システム論・特論」を開講しました。
この講座は、本学学生が受講する「近江楽士(地域学)副専攻」に位置付けられる 「地域デザインA/地域再生システム論」と、大学院および社会人による近江環人地域再生学座が受講する「近江環人地域再生学座」に位置付けられる「地域再生システム特論」の合同プログラムです。
学生らは、フィールドワークなどを通して対象地域の課題を把握し、それを解決するための提案をします。近江環人地域再生学座受講生は、学生らのフィールドでの活動や提案とりまとめをコーディネートします。
フィールドワークの活動場所は「地(知)の拠点整備事業」による連携市 長浜市・近江八幡市・米原市・多賀町より提案をいただき設定。特論受講生が地域の方などと調整を進めました。

地域デザインA/地域再生システム論・特論
日 時:2016年9月17日(土)、18日(日)/ 19日(月・祝)、24日(土) 各9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A7棟教室
講 師: 滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、 助教 上田洋平、客員准教授 森川稔
受講生:25名(近江環人地域再生学座生:9名 学生:16名)

9月17日
授業初日、まずは特論受講生から16名の受講学生へ向けて、対象地域の特徴、現在行われている取り組み、課題の紹介がありました。この紹介を元に訪問地を決めるため、受講学生は真剣なまなざしで聞いていました。次に訪問地を決め、4班に分かれた後、地域再生のイメージを具体化するため、まちづくりの成功例として全国的に有名である鹿児島県柳谷集落の「やねだん ー人口300人 ボーナスが出る集落」のドキュメンタリー映像を視聴しながら、グループごとに「まちづくりを成功させるための10か条」をまとめ上げ、メンバー全員が10か条を読み上げながら発表しました。

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次に、各訪問地の課題解決提案に向け、フィールドワークの前に地域課題を深めるため、「マンダラート手法」を用いたワークを行いました。マンダラートとはアイデアを整理、具体化し、思考を深めるための発想法の一種です。3×3の9マス(マンダラ)を書き、中心のマスに掘り下げたい事柄を書き、周りのマスにそれに関する事柄を書きます。そして、周りのマスに書き出した事柄をまたマスの中心に据え、8つのマンダラを作り、それぞれのマンダラに関して周りのマスを埋めます。
本講座では中心のマスに各対象地域のテーマとなる課題を据え、それに関する課題を8つあげます。次に、その8つの課題に関して、1課題につき8つの解決案を提案し、マンダラートを完成させ、各班ごとに発表・共有しました。受講生たちはキーワードの抽出に苦戦しながらも、対象地域の課題やアイデアを深め、地域課題に対する具体的な問いであるリサーチクエスチョンを設定し、フィールドワークに備えました。

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9月18日/ 19日
授業2日目は下記4つの地域でフィールドワークを実施しました。1日目のワークを踏まえ、対象地域課題に対するリサーチクエスチョンをもとに、”余所者”の目で地域に入りました。

1. 長浜市 七条
2. 近江八幡市 常楽寺
3. 米原市 醒ケ井養鱒場及び上丹生
4. 多賀町 水谷

それぞれの地域で、特性を知るためのまちあるき、キーパーソンや地元の方へのヒアリングを通して、地域の状況をより詳しく把握しました。
それらの成果やそれぞれの体験をもとに提案に向けた議論を行い、最終日の成果発表に向けて課題と提案を掘り下げました。

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9月24日
最終日、班ごとに考えを共有し、いよいよ地域課題のための提案を落とし込みます。
アプローチする課題を絞り、地域の資源を活用し、解決につながる提案作りに、各グループで熱心に議論が交されました。
午後からは、特別講師にgraf代表・滋賀県ブランディングディレクターの服部滋樹氏をお迎えし、「地域のめぐみをMUSUBU SHIGA」というテーマでご講義を伺いました。
grafというものづくり集団を立ち上げたきっかけや、今はモノだけをデザインするだけではなく、モノとコトを作る時代が来ているという考えなど、地域をブランディングするにあたっての示唆をいただきました。

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授業終盤、地元でお世話になった方々、市で担当してくださった方も駆けつけ、集中講座の成果発表が行われました。
・保健師、ハンター、学生を巻き込むイベントを通した動物と人間の共生、住民と学生と行政の三方よしに関する提案 (水谷)
・上丹生の空き家を活用し、醒ケ井のマスを食べてもらう民泊などの取り組みに関する提案 (醒ケ井養鱒場及び上丹生)
・世代を超えた交流のきっかけになる場をつくる提案 (七条)
・「佐々木」姓ブランドの確立に関する提案 (常楽寺)

短いフィールドワークの時間にもかかわらず、各地域の特性を捉え、学生ならではの視点を加えたアイデアが並びました。
学生等は各グループのプレゼンを聞いて、独創性や実現可能性などを評価。もっとも総合得点が高かったものに投票し、全員からの評価を把握しました。

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各工程を終え、服部氏と担当教員からの講評をいただきました。
タイトな日程での科目でしたが、提案の地域還元、また再度の現地訪問などで地域とのつながりを深めてもらいたい、と教員からも呼びかけを行いました。
お忙しい日程の中、本プログラムへご協力いただきました地域の皆様、関係者の皆様へ改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

富山県立大学COC/COC+全国シンポジウムにおいて本学の取り組みを発表しました(2016.9.26)

 9/26(金)に富山国際会議場にて、「富山県立大学COC/COC+全国シンポジウム『地域活性化と大学の役割~地方創生に向けた学生・大学・地域のさらなる連携を求めて~』」が開催されました。
 本学では、Ⅰ部の学生の事例発表において、 環境科学部環境建築デザイン学科3年 堤 愛里加さんより、「とよさと快蔵プロジェクト」の取り組みが紹介されました。
 またⅡ部においては、「2.持続可能な社会の実現 ~環境・地域デザインの臨床現場における大学の役割~」として、地域共生センターの萩原和准教授より、滋賀県立大学COC/COC+の取り組みを発表し、他大学のパネラーとともに、持続的な地域教育の在り方について議論しました。

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【催事内容】

●期日  9月26日(月)13:00~17:50
●場所  富山国際会議場2階 多目的会議室、特別会議室
●プログラム
 13:00~15:30【Ⅰ部:シンポジウム】201・202会議室
  1 開会挨拶
  2 基調講演
   ・講師:北九州市立大学  地域創生学群長  眞鍋 和博 教授
   ・演題:「大学における地域連携・実践型教育の展開
         ~北九州地域活性化の担い手としての学生発見~」
  3 学生の事例発表
    金沢工業大学 大学院工学研究科 建築学専攻2年 浦口 昂久
    高知県立大学 文化学部3年 北岡 茉里子
    滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科3年 堤 愛里加
    芝浦工業大学 大学院理工学研究科 建設工学専攻1年 小野寺 栞、田口 真也
    富山国際大学 子ども育成学部4年 冬木 絵梨、中田 和帆
    富山県立大学 工学部情報システム工学科3年 榊原 拓実
    
 15:30~16:00【ポスターセッション】204会議室

 16:00~17:30【Ⅱ部:分科会】
  1.地域の魅力向上 ~観光振興、定住促進への取り組みと課題~[201・202会議室]    
    コーディネーター:岩本 健嗣(富山県立大学 情報システム工学科 准教授)
       パネリスト:田中 幹夫氏(南砺市 市長)
             木村 ともえ氏(とやま観光推進機構 マーケティング部 部長)
             馬場 孝朗氏(滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科3年)
    
  2.持続可能な社会の実現 ~環境・地域デザインの臨床現場における大学の役割~[特別会議室]
    コーディネーター:中村 秀規(富山県立大学 環境工学科 講師)
       パネリスト:高野 雅夫氏(名古屋大学 大学院環境学研究科 教授)
             上坂 博享氏(富山国際大学 現代社会学部 教授)
             萩原 和氏(滋賀県立大学 地域共生センター 准教授)
             
  3.高齢者等福祉の充実 ~富山発ハードとハートで支えるもの(モノ、者)づくり~[203会議室]
    コーディネーター:村上 満氏(富山国際大学 子ども育成学部 教授)
       パネリスト:中林 美奈子氏(富山大学 医学部 准教授)
             相山 馨氏(富山国際大学 子ども育成学部 准教授)
             鳥山 朋二(富山県立大学 情報システム工学科 教授)
             
 17:30~17:50【閉会】201・202会議室
  1.各分科会のコーディネーターから報告
  2.閉会の挨拶
  
 18:00~19:30【交流会】203・204会議室

地域活動実践ターム「地域づくり人材論 / おうみ学生未来塾・湖東編」を実施しました

昨年度から本格実施となっている地(知)の拠点整備事業に基づく「地域教育プログラム」の「地域活動実践ターム」。
休業期間中の特定期間、全学的に地域活動の実践を推奨するプログラムです。
その地域活動実践タームに位置づけられる地域基礎科目「地域づくり人材論 / おうみ学生未来塾・湖東編」が実施されました。

本講義では東近江市奥永源寺地区をフィールドとし、地域の人びとと、そこにある物や施設、機会を活用し、地域で実行することを前提とした学びと体験のプログラム「森と水の学校」のカリキュラム開発を通じて、地域における人材と人材力とは何か、地域資源とは何か、またその活用のありかた・しかたについて具体的・実践的に学びます。

なお本講義は、県内13大学と自治体等でつくる、環びわ湖大学・地域コンソーシアムにおよる「おうみ学生未来塾・湖東編」として、他大学との単位互換科目としても位置づけ、本学学生のほか、立命館大からも学生が参加しました。相互に交流を深めながら、8月19日~21日までの3日間にわたるフィールドワーク型の集中講義としてフィールドワークに取り組みました。

地域づくり人材論
日 時:2016年8月19日(金)~8月21日(日)各日程9:00-18:00頃
場 所:(講義・合宿会場) 木地師やまの子の家
    (講義会場)奥永源寺渓流の里、旧政所小学校
    (フィールドワーク先)東近江市奥永源寺3地区 政所・黄和田・君ヶ畑
講 師:滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、助教 上田洋平
受講者:42名

 
8月19日(金)
道の駅奥永源寺渓流の里にて、駅長の仲谷正敏さんから施設の機能について説明いただきました。続いて、集落支援員の高田清さんに奥永源寺地域の概要をレクチャーいただきました。

次に旧政所小学校に移動し、東近江市の谷佑一郎さんに、施設の説明や現状の使われ方についてレクチャー頂きました。この旧政所小学校は今回のカリキュラムの課題でもある「森と水の学校」を提案するにあたって活用すべき施設となっており、学生たちは熱心に見学をしていました。

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午後からは木地師やまの子の家にて、谷さんから奥永源寺地域の現状や地域課題を、具体的な数字を提示していただきながらのレクチャーがありました。

その後、学生らは2日目のフィールドワークのチームに分かれ学びの目標設定と共有を行い、続けて地域資源の活用を、活性化の観点から2名の講師にお話しをいただきました。
一人目は、滋賀県高島市で暮らす魅力を発信し、移住・交流をすすめる、特定非営利法人結びめの原田将さんです。原田さんが高島へ移住した経緯、結びめの活動紹介、事業として活動を運営・継続するための課題や戦略について具体的にお話しをいただきました。
二人目は、奥永源寺地域おこし協力隊として、主に君ヶ畑地区で活動されている前川真司さんです。前川さんが地域おこし協力隊に応募した経緯や、2億5千万年前から奥永源寺地区の歴史を振り返り、地理的、気候的、歴史的、文化的にどのように成り立ってきたか、それを踏まえて現在の集落の状況や課題、同地区の地域おこし協力隊が行っている活動についてお話しいただきました。

各地域のまちづくりの前線に立っておられるお二人から、地域に対する熱い思いや夢だけでなく、実際田舎で働きながら食べられるのか、などお二人がぶつかっている課題に対する「生の声」を聞く貴重な機会となりました。

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8月20日(土)
2日目は政所、黄和田、君ヶ畑の3地区に分かれ、フィールドワークを行いました。
政所では、地域の方ご指導によるお茶摘み体験、紅茶づくり体験をしたのち、まちあるきとレクチャーを行い、出来上がった紅茶の試飲を兼ねた夕食会で地域の方々と交流しました。学生は普段飲んでいる紅茶葉の作り方を学び、初めて作った紅茶を味わいました。

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黄和田では、まず黄和田キャンプ場で運営団体である老人会の方からキャンプ場、黄蘗城(きわだじょう)跡などの案内とレクチャーをいただきました。午後からは地域の方のご指導のもと、かご編み体験を行いました。学生は長時間一心不乱にかご編みに取り組んでいました。

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君ヶ畑では、午前中は林業家のご指導のもと間伐材の伐採体験を行いました。木が倒れる音は非常に迫力があり、学生たちも興奮していました。その後、林業家の方の家でお昼ご飯を食べながらお話しをし、19日に講師としてお話しいただいた前川さんから「木地師のふるさと」をテーマにガイドをしていただきました。その後、夕食を食べながら本日のまとめを発表しました。

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8月21日(日)
地域づくり人材論最終日は2日間で学び体験したことを踏まえて、旧政所小学校を始めとする施設や地域を「教室」に、地域資源を「教材」とし、地域の人々を「講師」として実施する学びと体験のプログラム「森と水の学校」にふさわしいコンテンツを班ごとに提案するという課題に取り組み、各班で提案したプランを発表しました。各班とも各地区の地域資源を活かしたプランを提案し、高田さん、谷さん、環びわ湖大学・地域コンソーシアム事務局長の堀部栄次さんからそれぞれフィードバックをいただきました。

各班発表タイトル

  • 1班 政所 ・・・政所茶んねる
  • 2班 政所 ・・・え!? 水で変わるの? 政所ツアー
  • 3班 黄和田・・・夏の遠足
  • 4班 黄和田・・・まるごとKIWADA
  • 5班 君ヶ畑・・・アツイ前川が伝える君ヶ畑ツアー
  • 6班 君ヶ畑・・・田舎ゼーションバカンス

 
 

学生はフィールドワークやワークショップ、地域の方との対話を通して地域資源を発見し、地域の現状や課題を肌で感じ、地域の抱える問題に対して気づきを得ることができ、非常に有意義な3日間になりました。

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奥永源寺地域の皆様、関係各所の皆さま、本講義にご助力いただき、まことにありがとうございました。

近江楽士(地域学)副専攻必修授業「システム思考法」が開講しました

COC事業により平成27年度入学生から適応された新カリキュラム「地域教育プログラム」。このカリキュラムの適応により、本学が従来から取り組んでいた地域志向プログラム「近江楽士(地域学)副専攻」が改訂され、新たな必修科目が置かれました。

その中の1つである新科目「システム思考法」(2年次以降に配当)が2016年4月14日に開講しました。

本科目は地域共生センター准教授 萩原和(COC事業担当教員)が担当します。
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「システム思考法」では、アイデアやネットワークの整理手法としてシステム図を紹介し、学びながら、ワークショップを通じた合意形成方法においていくつかの手法が思い浮かび実践できることを目指します。

冒頭の座学で手法を学び、簡単なテーマを使ったワークショップの実践によりワークショップ手法やファシリテーションの技術を習得していくアクティブラーニングを実施しました。
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ワークショップでは、4グループに分かれ「野菜ワーク」を実施。
好きな野菜を思い浮かべて、全体で整理をし、そこからオススメの料理を思い浮かべ、グループで一番食べたい料理を選んでいく。身近なテーマを使ってワークショップの合意形成を体験しました。
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受講生は、地域基礎科目 「地域共生論(必修)」を経験しており、一部には「地域コミュニケーション論(選択)」の受講者も含まれました。少し手順に戸惑いながらも、ワークショップの準備、進行など比較的スムーズに運営してグループでの意見をまとめられていました。

全15回の本科目を通して、アクティブラーニングの成果が深まることを期待しています。

1年次全学必修科目「地域共生論」2年目が開講しました

COC事業により平成27年度入学生から適応された新カリキュラム「地域教育プログラム」において、基幹カリキュラムとなっている1年次全学対象の必修科目「地域共生論」、2年目の開講日を迎えました。

600名を超える新入生が、1限目には環境科学部と人間看護学部、2限目には人間文化学部と工学部に分れ、学内最大収容のホールを使った300名規模のアクティブラーニングにより、「地域共生」について個々人の専門分野を通した考えを学びます。
300名の学生のグループワークを可能にするため、エリア分けと60を超える班分けを行い、着席場所を指定、複数名の「地域教育学生サポーター」が支援するなど、様々な工夫を行っています。
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このカリキュラムでは、COC事業において、学生が身に着ける力「変革力」を構成する3つの要素「コミュニケーション力」「構成力」「実践力」のうち、「コミュニケーション力」の育成に重点を置き、地域に入り地域に学ぶために必要とされる自己理解、他者理解、地域特性の理解などのスキル向上を目指しています。

講義内容は、各学部から担当教員が参加し、昨年度成果を受けたブラッシュアップも加えて構築されました。全15回の冒頭2回は当地域共生センター教員が担当し、「地域共生」についてのベースとなる総論を学び、3回目以降は各学部の専門分野を通した「地域共生」について学んでいくことになります。

第1回目の本日(2016/04/11)地域共生センター准教授 鵜飼が担当し「地域共生とは」をテーマにレクチャーとグループワークを行いました。
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今年から、全15回通して使用するワークブックが整備されました。
各回の課題となるワークシートを使い、個人の考えをまとめる「個人ワーク」と6名程度の班でメンバーの意見を聞き、まとめるグループワークが行われます。
教室となっているホールは、固定座席のため、アクティブラーニングに適しているとは決して言えないのですが、学生らは班ごとに工夫しながらコミュニケーションの輪を作っていました。
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次回は、地域共生センター助教 上田が担当し「コミュニケーションを育むもの」についての講義を行います。
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次回以降、毎週の授業の様子をCOC事業facebookページにレポートしていきますので、ぜひご覧ください。

COC事業facebook:びわ湖ナレッジ・コモンズ
https://www.facebook.com/biwako.coc/

地域教育FD・SD懇談会(2/26)を実施しました(2016/2/27)

2016年2月26日にCOC事業および本年度採択されたCOC+事業の合同開催として、地域教育FD・SD懇談会(2/26)を実施しました。

日時:平成28年2月26日(金)5時限(16:30~18:00)
場所: A2-食堂 参加者:33名
※今回、県立大生協にご協力いただき、A2-食堂をラーニング・コモンズに見立てた教室として使用しました。

この懇談会は、2015年4月よりスタートした地域教育プログラムの1年間の総括として開催されました。これまで取り組んできた地域教育プログラムづくりの経緯、考え方を概説しながら、これまでの教育プログラムとの違いや地域教育FD(ファカルティ・デベロップメント)およびSD(スタッフ・デベロップメント)の意義を確認しました。また、本年度採択されたCOC+事業の目標にも掲げている「若者定着」「雇用創出」を見据えながら、科目作りの工夫、苦労した点などを情報交換する中で、地域教育プログラムに対する理解を深めました。

当日のプログラム

開会の挨拶(大田学長)

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2015年度地域教育の成果報告
(次年度よりスタートする副専攻新コース(COC+関連)の概要説明含む)
・実践タームの成果(地域コミュニケーション論)
・地域教育SDの事例紹介-荒神山における県立大と地域との連携-

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・簡単なアクティブラーニング体験

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「地域再生システム論/特論」成果の地域への還元(近江八幡市)

滋賀県立大学の集中講座「地域再生システム論/特論」では、連携自治体の一つである近江八幡市において、沖島の地域課題をテーマに取り組み、観光交流の充実を目指したびたび訪問してもらえる仕組みづくりを考え発表しました。その内容が、沖島町離島振興推進協議会が主催する沖島のファンクラブイベントの企画づくりに活かされ、去る11月1日(日)に「もんてきて!沖島!」が開催されました。

昨年、沖島ファンクラブ「もんて」が沖島に設立されました。本会は、その会員たちが集う第一回のイベントです。「地域再生システム論/特論」の受講学生・サポートスタッフ6名と教職員2名は、プログラムづくりと当日の運営に関わりました。

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プログラムの一つの目玉は、沖島散策&フォトコンテスト。沖島を歩き、風景を見ながら携帯電話等で写真を撮影し、その場で印刷。写真を張り出し、参加者によるコメント付き投票が行われました。優秀作品には、今後ポストカード化が検討されています。

この他、西福寺のご住職より沖島の歴史を伺ったのち、地域共生センター上田洋平助教が全体統括を、学生がファシリテーターを務め、「沖島のここが好き!」「沖島でこんなことがしたい(できる)!」について意見を出し合いワークショップを行いました。

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授業を受講し、本企画に関わった学生からは「最初はなんとなく参加した授業だったが、こんなにたくさんの出会いがあるとは思わなかった」「様々な方の意見を聞かせていただき、人の数だけ考えがあってとても楽しかった」「発言すること、聞くことによって、自分の考えが変わったり、可能性が広がったり、道を拓いていくような感覚だった」などの感想があがりました。

大学COC事業では引き続き授業と連携しながら、地域と大学が共に学び共に育つ機会づくりに取り組んで行きます。

近江楽士(地域学)副専攻「地域再生システム論/特論」を実施しました

本学は、全学・全学科対象の地域志向学習プログラムである「近江楽士(地域学)副専攻」を設置しています。
9月下旬、3日間の集中講座日程による「地域再生システム論/特論」が開講しました。本科目では、対象地域について学生がフィールドワークを実施し、学生の目線からの提案を行います。
大学院および社会人による近江環人地域再生学座受講生は「地域再生システム特論」を受講、学生らのフィールドでの活動や提案とりまとめをコーディネートします。

フィールドワークの活動場所は「地(知)の拠点整備事業」による連携市  彦根市・長浜市・近江八幡市・東近江市・米原市より提案をいただき設定。特論受講生が地域の方などと調整を進めました。

地域再生システム論/特論
日 時:2015年9月19日(土)、20日(日)、27日(日)各9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A7棟教室
講 師:
滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、
助教 上田洋平、客員准教授 森川稔、環境科学部准教授 轟慎一

9月19日
授業初日、まずは特論受講生から16名の受講学生へ向けて、活動地域についてのレクチャーを実施します。このレクチャーを元に訪問地を決める仕掛けにしており、PRする側も選択する側も真剣なまなざしです。
また各地域1名ずつ「近江環人」がサポートスタッフとして参加、それぞれの方から、自身のご活動と地域との関わり方についてミニレクチャーを行い、ディスカッションの時間を持ちました。
フィールドワークを翌日に控え、地域との関わり方の事例を知り、提案を考える前の心構えを学ぶなど、準備を行いました。
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9月20日(23日)
授業2日目はフィールドワークを実施。下記5つの地域での活動です。

      彦根市 荒神山
      長浜市 塩津浜
      近江八幡市 沖島
      東近江市 八日市中心市街地
      米原市 上野区

それぞれの地域で特性を知るためのまちあるきを実施。キーパーソンや地元の方へヒアリングをするなどして地域の状況をより詳しく把握しました。それらの成果やそれぞれの体験をもとに提案に向けた議論を行い、焦点を絞っていきます。
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9月27日
最終日、ここまでの課程を通して、学生らなりの提案へと意見をまとめていきます。
アプローチする課題を絞り、PRしたい地域のよいところを掘り下げたりと、解決につながる提案づくりに各グループで熱心に議論が交されました。時間いっぱいまで使い、模造紙へまとめます。
午後からは、特別講師に地域活性化センターより前神有里さんをお迎えし、ご自身が関わられた地域再生事例について講義を伺いました。前神さんにはこの後の成果発表にも同席いただき、講評をもらいます。
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授業終盤、地元でお世話になった方々、市で担当してくださった方も駆けつけ、集中講座の成果発表です。
・観光交流の充実を目指し、たびたび訪問してもらえる仕組みを考えた提案
・地域に詳しくなってもらうことでよりいっそう郷土愛を育み地域資源保全や交流活動につなげる地元講座の提案
・里山整備事業を本格エクササイズプランに仕立て上げ収益事業としても成立させる提案
・若手とシニア層の交流をイベント形式で仕掛け、商店街の活気をよみがえらせようという提案
・強い風が吹く土地柄に着目し、風を軸にして四季を体感できる企画提案

短い現地訪問の時間でしたが、各地域の特性を捉え、学生ならではの視点を加えたアイデアが並びました。
学生等は各グループのプレゼンを聞いて、独創性や実現可能性などを評価。もっとも総合得点が高かったものに投票し、全員からの評価を把握しました。
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各工程を終え、担当教員からも講評して終了しました。
タイトな日程での科目でしたが、提案の地域還元、また再度の現地訪問などで地域とのつながりを深めてもらいたい、と教員からも呼びかけを行いました。
今後、地域デザイン・カレッジの取り組みの中や、地域での企画イベントの中などで、現地報告を実施します。
実践につながる提案が1つでもあるように、活動したいと思います。

お忙しい日程の中、本プログラムへご協力いただきました地域の皆様へ改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

地域活動実践ターム「地域コミュニケーション論」を実施しました

本年度から本格実施となっている地(知)の拠点整備事業に基づく「地域教育プログラム」の「地域活動実践ターム」に位置づけられる地域基礎科目「地域コミュニケーション論」が実施されました。
本講義では、これまでも多数の「地域人※」のご協力のもと、学生による地域人インタビューを軸として構成されていましたが、「地域教育プログラム 地域活動実践ターム」として内容のリニューアルを行っての開講となりました。
3日間の集中講義の中で行われた、主要なプログラムをご紹介します。

※地域人とは:学生の学びをサポートいただく目的で本学が定義し委嘱した地域の実践家やリーダー・コーディネーターです

地域コミュニケーション論
日 時:2015年8月21日(金)~8月23日(日)各日程9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A7棟教室
講 師:滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、助教 上田洋平

8月21日(金)
三日月大造滋賀県知事を迎えての特別レクチャーが行われました。知事就任後、大学での講演は初めて行われるとあり、各メディアもかけつけた中での講義となりました。約30分間の講演の中、ご自身の生い立ちから政治家を志したきっかけ、地域社会への思いなどを紹介いただきました。
講演を受けて、学生らは小グループで意見を交わし、知事からの問いかけ「どんな社会・どんな滋賀県にしていきたいか」「そのために自分ができること」についての見解と、知事への質問をまとめるワークを実施。各グループから知事へ問いかける形で意見交換を行いました。「県政において多数の課題を抱えた場合、どのように対応されるのか」「理想の滋賀を100として、知事就任時の印象と今の印象は」などの質問が行われ熱心な議論の場となりました。
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午後からは、コミュニケーション力を育む最初のワークショップとしてインタビューワークショップを実施。学生同士のインタビューを通じて他己紹介を行いました。
紹介をまとめるための文章構成を新聞記事から学び、質問の内容を咀嚼し自ら考える過程をワークショップ形式の意見交換で行い、全体へ共有しました。
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8月22日(土)
ゲストに 働き方研究家 西村佳哲氏を迎え、ご講演を伺いました。講義は「自分をいかす生き方・仕事」と題し、バズセッション方式の意見交換を取り入れながら行われ、西村氏が考える「仕事」「働く」「自身のあり方」などについて聞き、考え、意見を交わす濃密な時間となりました。
午後からはいよいよ地域人との対面です。まずは、地域人の抱える課題・学生と取り組みたい提案について、対話しながらアイデアを練るグループダイアローグを行いました。
総括として地域人から成果紹介と感想を伺いました。学生らの考える新しいアイデアに、地域人自身も気づきを得られた機会となったようです。
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8月23日(日)
最終日には、大久保貴彦根市長と、平和堂社長 夏原平和さんにお越しいただき、行政の首長としての立場、企業の社長としての立場からみた地域とのコミュニケーションについてご講演を伺いました。地域・経済を牽引するお二人のリーダーの言葉に触れる貴重な機会です。レクチャーの後は、それぞれのゲストを囲み、グループで考えた質問を通じた意見交換を行いました。
学生らは3日間を通して問いかけ方についても考察を深めており、自らの見解を加えて相手の答えを引き出す質問により、有意義な意見交換の場になりました。
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午後からは、本講座最大の特徴である地域人とのダイアローグです。20代から70代、様々な経験を経て県内各地で活躍されている地域人と2~3人のグループで対面し、インタビューを行います。
限られた時間の中、学生らは地域人の取り組みの背景、仕事の他に市民活動として地域と関わっている方、様々な仕事の経験談などに触れることができました。
聞き取った内容をもとに紹介記事を仕上げるとともに、授業終盤には受講生全員へ地域人を紹介するスピーチを行いました。
最初のうちは緊張もみられた学生でしたが、3日間のうちに多くの社会人の生き方に触れ、いきいきとした顔つきに変わっていたのが印象的でした。
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地域人の皆様には、今後も折に触れて本学の地域教育プログラムへのご支援をいただく予定です。さらに充実した地域志向教育へのご協力をよろしくお願いいたします。

1年次全学必修科目「地域共生論」が開講しました

COC事業により平成27年度入学生から適応される新カリキュラム「地域教育プログラム」。1年次の全学部学生対象の必修講義「地域共生論」が本日開講しました。
1限目は人間文化学部と人間看護学部学生対象、2限目は環境科学部と工学部対象でそれぞれ300人近くが受講します。

この講義は地域共生センター教員を中心に、全学部から担当教員が参加した地域共生論運営委員会にて全15回を検討・構成しています。
講座を通して、学生が身に着けることを目指能力「変革力」を構成する3要素「コミュニケーション力」「構成力」「実践力」のうち、「コミュニケーション力」の育成に資する内容に重点を置き、地域に入り地域に学ぶために必要とされる自己理解、他者理解、地域特性の理解などのスキル向上を目指しています。

当初の3回は地域共生についてのベースとなる総論を学び、4回目以降は各学部の専門分野から「地域共生」について解きほぐしていきます。

第1回の授業は地域共生センター准教授 鵜飼先生による講義。
「地域共生とは何か」
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配付されたワークシートを使ってまず「自己理解」につながるワークを行っています。
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講義では2回生~4回生までのうち近江楽士(地域学)副専攻履修経験や地域での活動実績などを有する学生が「地域教育学生サポーター」として様々なサポートにあたっています。
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学部学科を入り混ぜた小グループでのグループワークなど、アクティブラーニングによってより実践的な学習につなげます。
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“地域に根ざし、地域に学び、地域に貢献する”を理念とする本学において、これまでの伝統を引き継ぐもっとも象徴的な科目と言える全学必修科目「地域共生論」。
600人あまりの学生たちのこれからを引き続きご紹介していきます。