琵琶湖博物館「第8回琵琶湖地域の水田生物研究会」に共催しました

「生きもの豊かな農村づくり研究会」では、滋賀県の生きものを育む農業のあり方について、これまでの活動蓄積の精査から、各分野の専門家が課題整理・議論を深める取り組みを通じて、今後の生きものを育む農業の発展につながる提案を行っていくことを目的に活動しています。

このたび、滋賀県立琵琶湖博物館主催の「第8回琵琶湖地域の水田生物研究会」に共催しました。
本年は、「生きものに配慮した水田で学生が取り組む研究や活動」と「『何でも屋』の水田生物研究」と題した2つのミニシンポジウムが実施され、20題のポスターセッションと、9題の口頭発表による一般講演が行われました。
当学会では、1つめのシンポジウムとして実施された「生きものに配慮した水田で学生が取り組む研究や活動」の企画時に協力し、年間通して「魚のゆりかご水田」の取組みに関わっている学生へ、この場での発表を声掛けするなどしていました。

第8回 琵琶湖地域の水田生物研究会
日 時:2017年12月17日(日)10:00~17:00
場 所:滋賀県立琵琶湖博物館 ホール
参加者:205人(主な参加者層:研究者・農家・行政関係者・NPO・一般市民など)
主 催:滋賀県立琵琶湖博物館
共 催:近江地域学会生きもの豊かな農村づくり研究会・日本生態学会近畿地区会

当日は、滋賀県立大学 山田貴大氏・原田一毅氏が東近江市栗見出在家での魚の遡上調査の成果を紹介した他、龍谷大学 赤松喜和氏が魚のゆりかご水田での活動に1年通じて関わった感想と、授業で来訪する学生らの反応などを紹介しました。また、学生を地域に送り出す側として京都府立大学生命環境科学研究科農業経営学講師 中村貴子氏、学生を受け入れる側として、栗見出在家町自治会・魚のゆりかご水田協議会 小林弘子氏も報告しました。
その後は、せせらぎの郷・野洲市須原魚のゆりかご水田協議会 堀彰男氏も加わり、琵琶湖博物館 金尾滋史氏が進行し、パネルディスカッションが行われました。
学生らは、現地で活動することで得られたこととして知識以上に体験する貴重さを説き、教員や地域の立場からも学生が地域で活動することについて配慮や期待など、意見が交わされました。

その後のポスターセッション、一般公演、ミニシンポジウム2も多くの傍聴者に恵まれ実施されました。会場からも熱心に質疑のやりとりがあるなど、活気ある研究会となりました。