体験型授業プログラム「環境フィールドワークⅡ」を実施しました(2017.4.17)

本学の環境科学部では、体験型授業プログラム「環境フィールドワーク」を設置しています。
2回生対象のプログラムⅡでは、4つのテーマ「森林の生態と利用」「木材の流通」「建材・工芸材としての木」「木の腐朽」を通じて、木の特性を肌で感じ、木の一生と人間生活との関わり合いを学び、その上で森林資源の持続的活用を考えます。

昨年度に引き続き、大学COC事業との連携のもと「彦根デザイン・カレッジ 荒神山キャンパス」事業の一環として、「環境フィールドワークⅡ」の授業を荒神山及び荒神山自然の家で行いました。
あいにくの雨模様でコースの変更を行いましたが、授業プログラムは例年通り進められました。

日 時:2017年4月17日(月)13:30-16:40
場 所:荒神山 及び 彦根市荒神山自然の家
参加者:滋賀県立大学環境科学部2回生24名、教職員補助スタッフ5名

プログラム:
13:30-14:50 野外学習に関する講義
14:50-16:00 荒神山における森林植生・樹木の観察
16:00-16:40 荒神山の整備及び地域課題に関する学習と意見交換

環境科学部 籠谷泰行助教より、フィールドワークで学習するポイントなどの事前説明を受けた後、荒神山を歩きながら、森林植生・樹木の観察を行いました。

籠谷助教は、荒神山の植生は、落葉広葉樹や松、ヒノキなどの針葉樹の二次林を始め、雑木林などが混在しており、一般的な里山モデルにあてはまる。
二次林は昔人の手で伐採された後、成立した森である事など、植生を調べる事によって里山の変遷をたどる事ができる。という説明をし、

学生らは場所により森林の様子や樹種が異なることを目で見て観察しながら、特徴的な樹種の見分け方を学習しました。

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後半は、「彦根デザイン・カレッジ 荒神山キャンパス」の拠点である「彦根市荒神山自然の家」において、荒神山周辺地域の取り組みを学びました。自然の家の西堀和彦氏から、施設が目指す体験学習づくりの成果と課題、荒神山や宇曽川の環境整備活動の現状と課題について、説明していただきました。
自然の家が目指す体験学習について、「体験に語らせる」「体験をまとめる」「体験を振り返る」ことを繰り返し、成長を促す機会を作る事を大切にしていること、
さらにこの学びの順序を日々の生活にいかにフィードバックさせるかを工夫することなどについてお話いただきました。

その後の意見交換では、参加者全員から意見や質問が出されました。「子どもの時に今の荒神山自然の家に体験学習で行ったことがあり、とても懐かしかった」「獣害の影響は自然の家の活動にも出ているのか」「県外からも人はやってくるのか」などのコメントがありました。
体験学習の場が果たす役割や、里山の抱える課題など、現場で活動を続ける方から直接学び、深い気づきを得る機会となりました。