「近江八幡デザイン・カレッジ」火祭りセミナーを開催しました

2月1日近江八幡商工会議所において、大学COC事業の一環として設立した「近江八幡デザイン・カレッジ」のセミナーを開催し、46名の方にご参加いただきました。

「近江八幡デザイン・カレッジ」セミナー
火祭り ーこれまでの千年、これからの千年ー

日 時:2015年2月1日(日)13:30〜16:30
場 所:近江八幡商工会議所 大ホール
主 催:近江八幡デザイン・カレッジ
協 力:文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

千年つづく近江八幡の火祭りは、市内各町ごとに独自の松明が結われる、地域が誇る伝統の一つです。次の千年につなげていくため、参加者のみなさんとともに、ヨシ原や松明などの歴史や文化、その伝統や技について理解を深め、新しい世代に継承するために必要なことを考えました。

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はじめに、近江八幡商工会議所の立岡功次氏に開会のご挨拶をいただきました。

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前半は、近江八幡市島町で約50年間途絶えていた伝統行事の復活を記録したドキュメンタリー映画『ほんがら』を上映しました。「ただただ感動した」という声や、「自分の地域の取り組みの参考になった」という感想が多数寄せられました。

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後半は、トークセッションを行いました。まず、この映画の監督である長岡野亜氏と、『ほんがら松明復活』著者の平野馨生里氏に、作品の紹介をしていただきました。ほんがら松明をテーマに、2008年に映画製作、2010年に書籍出版が行われ、ほんの数年の間に全国にその伝統文化が発信された島町。制作や執筆の経緯や秘話に会場がわきました。

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その後、火祭りに関連する地域の活動報告として、安土町商工会の小跡敦氏に「安土地域伝統文化のつどい」と「西の湖ヨシ灯り展」をご紹介いただきました。地域の伝統文化と美しい景観を未来へ継承しようと、継続開催している取り組みを映像を交えてお話いただきました。

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「西の湖ヨシ灯り展」では、滋賀県立大学松岡拓公雄教授が大学COC事業「公募型地域課題研究」として、西の湖の自然素材を活かしたインスタレーションの制作を行いました。研究の中心を担った大学院生宮崎瑛圭さんに、作品の紹介と成果の報告をしていただきました。

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最後は、松岡教授ファシリテートのもと、長岡氏と平野氏をゲストに、参加者のみなさんと自由で活発な意見交換を行いました。地域の結束なしには実現しない火祭りを通して、多世代がつながり活力を生み出す取り組みが、多数紹介されました。この他、補助金に頼らない小さくとも息の長い取り組みや、学生から見た近江八幡市の魅力など、様々な視点が共有されました。

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最後に、滋賀県立大学上田洋平助教から大学COC事業の取り組みについて紹介させていただきました。

様々な立場で地域と向き合う参加者のみなさんと、外から新鮮な目で地域の魅力を発見してくださるゲストの方が、真摯に対話するセミナーとなりました。

近江八幡デザイン・カレッジでは今後も様々なテーマでセミナーを開催する予定です。引き続きみなさんのご参加をよろしくお願いします。