近江地域学会 総会・地域シンポジウムを開催しました

9月28日滋賀県立大学交流センターにおいて、大学COC事業の一環として設立した「近江地域学会」の第1回通常総会とともに地域シンポジウムを開催しました。基調講演に東京大学名誉教授 養老孟司氏をお迎えした他、地域活動の事例報告をもとにテーマセッションを行い、212名の方にご参加いただきました。

「近江地域学会」についてはこちらのページをご覧ください。

近江地域学会 総会・地域シンポジウム
「『自分』の壁—地域に生きるとは—」

日時:2014年9月28日(日)9:30〜15:00
場所:滋賀県立大学 交流センター
主催:近江地域学会、滋賀県立大学
共催:彦根市、長浜市、近江八幡市、東近江市、米原市、愛荘町、豊郷町、
   甲良町、多賀町、滋賀県

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地域シンポジウムに先立ち、「近江地域学会」会員による第1回通常総会を開催しました。本年2月に設立以来、本学会が取り組んできた地域フォーラム開催、メールマガジン発行などについて報告した他、今後実施予定の研究会活動への参画を呼びかけました。

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地域シンポジウムでは、はじめに近江地域学会長・滋賀県立大学長 大田啓一より開会のご挨拶を述べ、共催者を代表して彦根市長 大久保貴氏にご挨拶をいただきました。

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基調講演では、東京大学名誉教授 養老孟司氏をお迎えし「『自分』の壁―地域に生きるとは―」をテーマにお話いただきました。最新のご著書「『自分』の壁」で展開されている論考などをもとに、自分や社会、世界、できごとのとらえかたについて、さまざまな事例を交えてご講演いただきました。質疑応答では、「人権」「愛」ということばや、インターネット・ゲームと子どもの教育などについて、ユニークな視点をご紹介いただきました。

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その後、滋賀県知事 三日月大造氏にご挨拶いただき、地域の対話・交流を生み出す場として「近江地域学会」への期待を述べていただきました。

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昼食懇親会では、滋賀県でカレーハウスCoCo壱番屋を12店舗運営している株式会社アドバンスが開発したご当地メニュー「鹿カレー」をいただきながら交流を行いました。

午後は、地域活動を実践している3名のゲストをお迎えし、地域課題とその取り組みについてお話いただいた後、それぞれのテーマに分かれてセッションを行いました。

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廣部里美氏(農家・特定非営利活動法人百菜劇場 理事)
近江八幡市北之庄町で営農しながら、6次産業化や新しい女性の生き方の創出などに取り組んでいる事例をご紹介いただきました。セッションでは「地域での自己実現―農のある暮らしの実現」をテーマに、農業を生業にするための課題と解決策について話し合いました。

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野村正次氏(株式会社あいとうふるさと工房 代表取締役)
東近江市で10年に渡り取り実践してきた菜の花プロジェクトからふくしモールの取り組みまで、地域で積み重ねてきた営みをお話いただきました。セッションでは「あたらしい課題解決のかたち―福祉と食の融合」をテーマに、それぞれの課題解決や志の実現について対話・意見交換をしました。

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川森慶子氏(株式会社アドバンス(CoCo壱番屋滋賀地区オーナー) )
農作物などへの被害が大きかったシカ肉の食用流通を衛生・供給体制・味わいなど多様な課題をクリアし、地域の食材を商品化した事例をご紹介いただきました。セッションでは「地域資源を活かすビジネス思考―めいわくものの商品化」をテーマに、参加型ワークショップを行いました。

「近江地域学会」では、引き続きさまざまな地域課題をテーマに研究・交流できる場をつくっていきます。地域横断的な研究成果の公開や交流から各地域に生まれる具体的・創発的な活動展開への波及を目指し活動していきますので、みなさんぜひご参加ください。