滋賀県立大学COC 公募型地域課題研究報告会(湖北地域)を開催しました

7月31日、昨年度実施された「公募型地域課題研究」の湖北地域(長浜市・米原市)対象研究事業に関する報告会「地域と大学の連携による地域づくり 滋賀県大学COC公募型地域課題研究 報告会(湖北地域)」を開催いたしました。
夜間の開催にも関わらず、ご関心をお持ちの市民の方や行政からの参加者など、46名の方々にご参加いただきました。

※公募型地域課題研究とは、COC事業研究活動の一環であり、連携協定を結んでいる自治体などから挙る地域課題に対して、本学の教員が研究計画を考案し、地域で取り組みを行われている「地域連携研究員」とともに研究活動を行う事業です。

この報告会では、地域の様々な課題やその研究状況について共有しようという意図から、他分野の研究成果を一同に報告しています。
今回ご報告したものは、下記の3つの研究事業です。

  • 野間 直彦 准教授
    「伊吹山の保全と活性化のための生活・環境史研究」
    対象地域:米原市
  • 濱崎 一志 教授(研究分担:石川 慎治 准教授)
    「滋賀県湖北の中山間地域における空き家の現状とその活用」
    対象地域:米原市・長浜市
  • 近藤隆二郎教授
    「湖北湖東地域におけるサイクルツーリズムの可能性に関する研究」
    研究対象地域:米原市・彦根市・長浜市

はじめに、本学地域共生センター長 仁連孝昭からご挨拶し、COC事業の趣旨と「公募型地域課題研究」が目指すものについてご紹介しました。
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研究報告の1題目は、野間準教授による「伊吹山の保全と活性化のための生活・環境史研究」の成果報告です。
上野地区の字史編纂のための社会学的調査を目指すこの事業。昨年度は伊吹山で撮られた昔の写真などから、植生の変遷、地域の方による管理方法などをひもとかれ、整理された内容をご報告いただきました。
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濱崎教授からは、長浜市および米原市の両地域において実施された「滋賀県湖北の中山間地域における空き家の現状とその活用」について報告がありました。
各市山間地域の空き家調査を網羅的に行われ、さらに、放置され続ける空き家にどう対処するか、地域の文化的景観の要として伝統的な様式で建てられた空き家の保全への方策など、これからの課題も含めて紹介いただきました。
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最後の報告は、近藤教授から「湖北湖東地域におけるサイクルツーリズムの可能性に関する研究」の成果報告でした。
「ビワイチ(自転車による琵琶湖一周)」経験者へのアンケート調査の結果報告や、サイクルツーリズムを各地に導入する場合の課題整理、先進地の整備ポイントなどもご紹介いただきました。
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質疑応答の様子。
今後の展開や、解決のために必要な事柄は?など、活発なご意見がありました。
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意見交換の時間には、本学 上田助教の進行により、参加者の方々から地域で取り組まれている活動や、湖北地域の課題についてお話を伺いました。
研究報告を行った教員も含め、会場全体で湖北地域の諸課題についての認識を共有しました。
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最後に、研究フィールド地域であった米原市、長浜市のCOC事業ご担当者から、事業に関する期待と地域との関わり方などについて、メッセージをいただき、閉会となりました。
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公募型地域課題研究の報告会は、9月18日に彦根地域の報告会開催が予定されております。
地域課題をより深く共有することから、よりよい地域の将来像づくりへとつながります。
「公募型地域課題研究」は今年度も実施されており、また地域の皆様へ成果を報告する機会を作りたいと考えています。
次回開催、また他地域へのご参加もお待ちしております。