「地域と大学がともに学び合う関係づくり」 米原デザイン・カレッジフォーラムを開催しました

滋賀県立大学では文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の一環として、米原市及び地域の市民団体、事業団体等が連携し、地域人材育成拠点「米原デザイン・カレッジ」の運営や、学術志向にとらわれない地域志向研究「公募型地域課題研究」に取り組んでいます。

このたびの機会では、平成26年度に伊吹山系で実施した「公募型地域課題研究」の研究成果報告および、9月に実施した「地域再生システム論/特論」での学生らの提案報告を行うと共に、第2部として「米原デザイン・カレッジ」の活動の一環として人材育成に関わるミニレクチャーを実施しました。

催事名:
「地域と大学がともに学び合う関係づくり」
米原デザイン・カレッジフォーラム 滋賀県立大学COC公募型地域課題研究報告会(米原市)

日 時:2015年11月22日(日)13:30~15:30頃
場 所:米原市上野会館(米原市上野1047)
参加数:18名
主催:米原デザイン・カレッジ(滋賀県立大学、米原市、ルッチまちづくりネット)
共催:伊吹山観光振興会

プログラム:
13:30 開会
 ■第1部
13:35 公募型地域課題研究の趣旨説明と米原市における研究事業報告
    「伊吹山水系および霊仙山水系の湧水管理におけるナレッジ(伝統知)の継承」
    萩原 和(滋賀県立大学地域共生センター准教授)
13:55 「地域再生システム論/特論」米原チームの成果報告
    「私たちが考える上野人はこんな人!
                ―上野人の上野人による上野人のための上野学校」
    学生メンバーおよび、近江環人地域再生学座生
14:20 休憩
 ■第2部
14:30 米原デザイン・カレッジ人材育成講座
    ミニレクチャー「地域と大学が協働する際に心がけたいこと」
15:30 閉会

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 会冒頭、地域共生センター准教授 萩原和と、助教 上田洋平から趣旨の紹介と挨拶を実施、大学が今地域に求められている役割や、その中での本学の取組みについて紹介しました。

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 まずは第1部として、平成26年度公募型地域課題研究によって 地域共生センター准教授 萩原が実施した研究事業「伊吹山水系および霊仙山水系の湧水管理におけるナレッジ(伝統知)の継承」の研究成果について地元への成果還元として報告を実施しました。
 この研究は伊吹山近辺の3集落を対象に、地域での資源管理の取組みをヒアリングやワークショップから解き明かし、持続的な管理を目指して仕組みの整理を行うと共に、それらの知識を活かした環境教育の取組みへの展開を目指すものです。地域への調査の実施とあわせて環境教育の実践試行としてスノーシューハイクの企画も実施しました。
本会会場となった米原市上野地区でも調査が行われましたが、当日は米原市上丹生の例を元に紹介を行いました。

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 続いて、学生からの報告として上野地区を対象に9月に実施した「地域再生システム論/特論」の成果発表を行いました。
 学生からは1日の現地フィールドワークやその後の議論を経て、魅力がある地域を意欲を持って発信できる地域人材「上野人」を育成するための「上野学校」の開講について提案。修得が望まれる知識が月ごとに学べる連続講座の仕組み・修得コースのアイデアが紹介されました。
 参加いただいた地元の方からは、地域活動のご苦労などのご意見や、いずれかの講座の実現に向けて前向きなコメントが寄せられ、今後も学生とのつながりが育まれそうな様子が見られました。

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 第2部として実施した「米原デザイン・カレッジ人材育成講座 ミニレクチャー『地域と大学が協働する際に心がけたいこと』」では、近江八幡市島町で取り組まれた松明復活の活動を題材に、若者や女性が地域活動へ参加しやすい工夫などについて、上野地区での実践や先日開催された「伊吹山奉納太鼓踊」の活動などの事例から意見交換を行いました。
 発表した学生らも参加し、自分たちの出身地域での地域参加の現状を紹介し、話題を提供しました。

意見交換でそれぞれの親睦も深まり、今後の取組みが期待されます。今後の「米原デザイン・カレッジ」の活動を通じても、これらの動きを受けて検討して参ります。