近江楽士(地域学)副専攻「地域再生システム論/特論」を実施しました

本学は、全学・全学科対象の地域志向学習プログラムである「近江楽士(地域学)副専攻」を設置しています。
9月下旬、3日間の集中講座日程による「地域再生システム論/特論」が開講しました。本科目では、対象地域について学生がフィールドワークを実施し、学生の目線からの提案を行います。
大学院および社会人による近江環人地域再生学座受講生は「地域再生システム特論」を受講、学生らのフィールドでの活動や提案とりまとめをコーディネートします。

フィールドワークの活動場所は「地(知)の拠点整備事業」による連携市  彦根市・長浜市・近江八幡市・東近江市・米原市より提案をいただき設定。特論受講生が地域の方などと調整を進めました。

地域再生システム論/特論
日 時:2015年9月19日(土)、20日(日)、27日(日)各9:00-18:00
場 所:滋賀県立大学A7棟教室
講 師:
滋賀県立大学地域共生センター准教授 鵜飼修、准教授 萩原和、
助教 上田洋平、客員准教授 森川稔、環境科学部准教授 轟慎一

9月19日
授業初日、まずは特論受講生から16名の受講学生へ向けて、活動地域についてのレクチャーを実施します。このレクチャーを元に訪問地を決める仕掛けにしており、PRする側も選択する側も真剣なまなざしです。
また各地域1名ずつ「近江環人」がサポートスタッフとして参加、それぞれの方から、自身のご活動と地域との関わり方についてミニレクチャーを行い、ディスカッションの時間を持ちました。
フィールドワークを翌日に控え、地域との関わり方の事例を知り、提案を考える前の心構えを学ぶなど、準備を行いました。
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9月20日(23日)
授業2日目はフィールドワークを実施。下記5つの地域での活動です。

      彦根市 荒神山
      長浜市 塩津浜
      近江八幡市 沖島
      東近江市 八日市中心市街地
      米原市 上野区

それぞれの地域で特性を知るためのまちあるきを実施。キーパーソンや地元の方へヒアリングをするなどして地域の状況をより詳しく把握しました。それらの成果やそれぞれの体験をもとに提案に向けた議論を行い、焦点を絞っていきます。
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9月27日
最終日、ここまでの課程を通して、学生らなりの提案へと意見をまとめていきます。
アプローチする課題を絞り、PRしたい地域のよいところを掘り下げたりと、解決につながる提案づくりに各グループで熱心に議論が交されました。時間いっぱいまで使い、模造紙へまとめます。
午後からは、特別講師に地域活性化センターより前神有里さんをお迎えし、ご自身が関わられた地域再生事例について講義を伺いました。前神さんにはこの後の成果発表にも同席いただき、講評をもらいます。
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授業終盤、地元でお世話になった方々、市で担当してくださった方も駆けつけ、集中講座の成果発表です。
・観光交流の充実を目指し、たびたび訪問してもらえる仕組みを考えた提案
・地域に詳しくなってもらうことでよりいっそう郷土愛を育み地域資源保全や交流活動につなげる地元講座の提案
・里山整備事業を本格エクササイズプランに仕立て上げ収益事業としても成立させる提案
・若手とシニア層の交流をイベント形式で仕掛け、商店街の活気をよみがえらせようという提案
・強い風が吹く土地柄に着目し、風を軸にして四季を体感できる企画提案

短い現地訪問の時間でしたが、各地域の特性を捉え、学生ならではの視点を加えたアイデアが並びました。
学生等は各グループのプレゼンを聞いて、独創性や実現可能性などを評価。もっとも総合得点が高かったものに投票し、全員からの評価を把握しました。
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各工程を終え、担当教員からも講評して終了しました。
タイトな日程での科目でしたが、提案の地域還元、また再度の現地訪問などで地域とのつながりを深めてもらいたい、と教員からも呼びかけを行いました。
今後、地域デザイン・カレッジの取り組みの中や、地域での企画イベントの中などで、現地報告を実施します。
実践につながる提案が1つでもあるように、活動したいと思います。

お忙しい日程の中、本プログラムへご協力いただきました地域の皆様へ改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。