「ミズベリング近江八幡会議」を開催しました

文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の一環として、滋賀県立大学と近江八幡市、及び地域の市民団体、事業団体等が連携し、地域人材育成拠点「地域デザイン・カレッジ」の運営や、学術志向にとらわれない地域志向研究「公募型地域課題研究」に取り組んでいます。

9月27日近江八幡商工会議所において、これらの活動や研究の報告を含め、西の湖から八幡堀へと続く水辺空間の活用のあり方について考える「ミズベリング近江八幡会議」を開催しました。


「ミズベリング近江八幡会議」
近江八幡デザイン・カレッジフォーラム
滋賀県立大学COC公募型地域課題研究報告会

日 時:2015年9月27日(日)13:30〜16:00(受付開始13:00)
場 所:近江八幡商工会議所大ホール(近江八幡市桜宮町231-2)
参加数:54名
主 催:近江八幡デザイン・カレッジ
共 催:ミズベリング・プロジェクト、成安造形大学、NPO法人アスクネイチャー・ジャパン

プログラム:
1. 開会挨拶
  近江八幡市長 冨士谷英正氏
2. 来賓挨拶
  国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 河川環境保全調査官 堂薗俊多氏
  滋賀県 土木交通部 流域政策局長 松野克樹氏
3. 研究活動紹介
  「近江八幡デザイン・カレッジについて」 株式会社まっせ 田口真太郎氏
  「西の湖廻遊路計画について」 滋賀県立大学教授 松岡拓公雄
4. 事例紹介
  「ミズベリング・プロジェクトについて」 ミズベリング・プロジェクト事務局 滝澤恭平氏
  「自然学プロジェクトについて」 成安造形大学学長 岡田修二氏
5. ワークショップ
  西の湖から八幡堀へと続く水辺空間の活用についてグループワークと発表
6. 閉会挨拶
  滋賀県立大学学長 大田啓一

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はじめに、主催者を代表して近江八幡市長 冨士谷英正氏から開会のご挨拶を、続いて、国土交通省水管理・国土保全局河川環境課 河川環境保全調査官 堂薗俊多氏および、滋賀県土木交通部 流域政策局長 松野克樹氏より来賓のご挨拶をいただきました。

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前半は研究活動紹介とし、まず近江八幡デザイン・カレッジ事務局を担う株式会社まっせの田口真太郎氏より「地域デザイン・カレッジ」の取組状況を説明していただきました。開催セミナー、ワークショップの報告や、活動参加への呼びかけが行われました。

続いて、H26年度に近江八幡市の地域課題をもとに実施した「公募型地域課題研究」について、滋賀県立大学松岡拓公雄教授より報告を行いました。「西の湖を拠点とする自然の恵みを活かしたデザインの実践と検証」として研究を実施してきた、地域の自然素材を活用したインスタレーション、ワークショップなどの成果について解説しました。

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事例紹介では、水辺環境およびその活用について人々の関心を高め参画を促すことを目的に2014年スタートした「ミズベリング・プロジェクト」をお話しいただきました。事務局の滝澤恭平氏より、プロジェクトの背景・目的から、規制緩和事例、各地域での取組事例などを紹介していただきました。

続いて、成安造形大学学長の岡田修二氏に「贈与ー創発の場としての水辺」をテーマに講演していただきました。西の湖を含む琵琶湖の水辺における創作活動の他、2012年に実施した「自然学プロジェクト」をご紹介いただきました。自然という環境が人間に与えるもの、芸術の倫理的基礎である美学の再構築など、自然としての水辺の本質に迫る論考をお話しいただきました。

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後半は、前半の話題などをもとに、参加者全員で近江八幡の水辺の活用について具体的な手法を話し合いました。景観保全方法の見直し、近江八幡と安土の結節点としてネットワークづくり、パーク&ライドを含む観光PRの仕組みづくり、ワーキンググループづくりなど、具体的なアクション案についても多数意見が出されました。

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最後に、滋賀県立大学大田啓一学長より閉会の挨拶を通じて「地域デザイン・カレッジ」の更なる発展への期待を述べました。

「近江八幡デザイン・カレッジ」では、今後も西の湖の保全と活用の方途を考えて行く予定です。引き続きみなさんの参加をお待ちしています。