近江地域学会総会・研究交流大会 を開催しました

2015年7月11日滋賀県立大学A2-202教室において、大学COC事業の一環として設立した「近江地域学会」の第2回通常総会とともに研究交流大会を開催しました。
宮城大学事業構想学部教授 風見 正三氏をお迎えしご講演いただくとともに、3つの分科会に分れて、公募により募った研究発表を行いました。県内各地から118名の方にご参加いただきました。

「近江地域学会」についてはこちらのページをご覧ください。

近江地域学会 総会
研究交流大会「地方創生に向けての地域イノベーション」

日程:2015年7月11日(土)9:30〜15:30
場所:滋賀県立大学 A2-202教室ほか
主催:近江地域学会、滋賀県立大学
共催:彦根市、長浜市、近江八幡市、東近江市、米原市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町、滋賀県

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研究交流大会を前に、近江地域学会の第2回通常総会を開催しました。
総会では、平成26年度に取り組んできた地域フォーラムの開催、研究会活動、情報交流の一環としてのメールマガジン発行等について報告を行いました。また新たな役員体制についても承認いただきました。
積極的な質問もいただき、充実した内容で終了しました。ご意見は今後の学会運営において反映できるように進めて参ります。

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研究交流大会では、はじめに近江地域学会長・滋賀県立大学長 大田啓一より開会のご挨拶を述べました。続いて、連携自治体より、滋賀県副知事 西嶋 栄治氏、連携市を代表して長浜市総合政策部長 藤原 久美子氏にご挨拶をいただきました。

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基調講演では、宮城大学事業構想学部教授 風見 正三氏から「地域イノベーションの手法と実践」と題してご講演いただきました。
都市再生プロジェクトやソーシャルビジネス等に関する実践・調査研究のご実績豊富な風見先生より、地域コミュニティや地域農業・林業を「社会的共通資本」と捉え、地域の豊かさを支え合いながら作っていく仕掛けについて、研究的観点と事例に基づく実践的観点からお話いただきました。事業・政策・収益構造がそろった取り組みが地域イノベーションを起こす。社会的共通資本としての「琵琶湖」や滋賀県の地域コミュニティの価値も踏まえ、滋賀県での地域イノベーションにつながるヒントを多く挙げていただきました。
質疑応答では、伝統的なものづくりのイノベーション、子どもたちの教育に「社会的共通資本」を共有していくコモンズの視点をどう取り入れるか、など基調講演の話題をさらに踏み込んだ問いかけがなされました。

研究発表・事例報告「地域からの報告」
午後から実施した「地域からの報告」では、以下の3つの分科会に分れ、4題の研究発表・事例報告を行いました。
発表タイトル・発表資料についてはこちらのページに掲載しています。

DSC09890DSC09922  分科会1:地域資源活用・なりわいづくり(しごと)
農に関わる取り組みが多く発表され、それぞれの事業体制や生産方法について意見が交わされました。モデレーターからは、経済学的視点を地域事業等に取り入れていく必要性について問題提起がありました。

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分科会2:地域コミュニティ再生・創造(ひと・まち)
多様な発表内容でしたが、地域おこしのために大学・研究機関はどのような関わり方があるか、という視点から、継続的な地域活動の実践、地域の人たちの意思を引き出すコーディネーターとしての役割など示唆に富んだ内容の議論が行われました。

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分科会3:共に育つ地域と学生(わかもの)
学生による発表が集まった分科会3では、本学の「近江楽座」の取り組みの他、滋賀大学のインターンシップ制度を活用した取り組み報告、COC事業に同じく取り組まれている大阪市立大学の学生らが関わる「地域実践演習Ⅲ」通称Gatsun!プロジェクトの報告がある充実した内容となりました。学生らの交流の時間もとり、有意義な内容となりました。

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分科会終了後は、再度参集し、各分科会のモデレーターより議論内容や視点の共有を行いました。閉会挨拶に代えて、地域共生センターセンター長 濱﨑 一志より、全体講評を行い、閉会となりました。

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開催中には、各発表および、本学の学生が取り組む「近江楽座」の活動ポスター展示を行いました。多くの方に目にしていただけました。

「近江地域学会」では、引き続きさまざまな地域課題をテーマに研究・交流できる場をつくっていきます。地域横断的な研究成果の公開や交流から各地域に生まれる具体的・創発的な活動展開への波及を目指し活動していきますので、皆様のご参加をお待ちしております。